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アップル、グーグル、マイクロソフト クラウド、携帯端末戦争のゆくえ (光文社新書)
 
 

アップル、グーグル、マイクロソフト クラウド、携帯端末戦争のゆくえ (光文社新書) [新書]

岡嶋 裕史
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

クラウドとは何か? 各社が参入を試みる携帯端末の役割とは? 代表的企業の事例を取り上げ、その戦略を解説し、クラウドでも出遅れた日本企業の生き残り方法を模索する。

内容(「BOOK」データベースより)

課金を制する企業がインターネットを制す。クラウドと、クラウドの「窓」の役割を持つ携帯端末。その戦場でも日本は“敗戦”を迎えるのか―。

登録情報

  • 新書: 181ページ
  • 出版社: 光文社 (2010/3/18)
  • ISBN-10: 4334035531
  • ISBN-13: 978-4334035532
  • 発売日: 2010/3/18
  • 商品の寸法: 16.6 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kaz VINE™ メンバー
形式:新書
アップル、グーグル、マイクロソフト。
グローバルIT企業の三雄(amazonを加えると四天王ですね)の戦略を通して、クラウド時代に企業が生き残るための道標を検討した一冊です。

一章:クラウドとは
二章:クラウドの古さと新しさと主要企業
三章:マイクロソフトの戦略
四章:グーグルの戦略
五章:アップルの戦略
六章:クラウドでも出遅れた日本

あまり語られないことですし、逆に出遅れたとの意見もありますが、オンプレミスの覇者であるマイクロソフトのクラウド戦略がとても理にかなったものであることが本書でよくわかります。彼らはオンプレミスのメリットを唱えながら、部分的にクラウドに手を広げていくという、勝者の戦略で闘おうとしており、それは戦略的にとても正しいと言えます。ただし、その目論見がうまくいくかどうかは、まだこれから(数年以内にある程度の決着がみられるかも)のことです。

一方でグーグルは、クラウドを基本思想として全ての情報を網羅しようとしています。マクロソフトが下のレイヤーから上を狙うのに対して、グーグルは上のレイヤーから下に降りてこようとしています。そして、彼らの戦略もまた勝者の戦略であり理にかなっています。クラウド時代を制するにもっとも近い存在であることは周知です。

次の比較プレイヤーとして、著者はアマゾンではなくアップルを選びました。アマゾンのサービスはIaaSであり、PaaSの比較対象にならないというのがその理由です。一方でアップルは流通と課金というプラットフォームを掌握しつつあり、独自の路線でクラウド時代にさらなる跳躍をすると思われます。また、ハードウェアとプラットフォームを緊密に結びつけた商品・サービス戦略は他の追随を許さないほど、熱烈な信者を囲い込んでいます。彼らの戦略もまた時代のニーズを敏感に察知した勝ち組の一手だといえるでしょう。

現在キープレイヤーとなりつつある企業が共通して持つ要素は、クラウドへ移行しようとする潮流に乗ってそれを利用すること、クラウド上を行き来する情報の流れと出入り口に関わることである。

まさにこれからの数年間でクラウドは当たり前のものになり、それをユーザーが意識しないで使う時代になるでしょう。そこに勝ち組として列挙されるのは、四社(グーグル、アマゾン、マイクロソフト、アップル)以外は今のところ未知数であり、四社だけかもしれませんし、もう何社か台頭してくるのかもしれません。一つのキーワードは携帯、モバイルでしょう。いつでも、どこでも、クラウドにあるデータやサービスを扱えるためには、それに最適化された携帯デバイスが不可欠だからです。既にアップルはiPhone、iPadで先鞭をつけています。グーグルもアンドロイドで猛追しています。ここにガラパゴス化して最先端の技術が集結している日本の携帯電話メーカーが割ってはいる可能性はまだあると思います。また、iPhoneアプリやアンドロイドマーケットなどで販売できるソフトウェアにおいても、優れたアイデアがあればEvernoteのように全世界で通用する商品が生まれる可能性があります。クラウド戦国時代の幕開けです。ワクワクしますね。

本書は、三社の戦略事例を通して、クラウドがメインストリームになる近い将来に何が待っているのか、どう戦うべきなのかという示唆を与えてくれます。平易な文体で二時間程度で読み終わる良書であり、コストパフォーマンスが高いと言えます。新しい情報は少ないですが、頭の整理にはうってつけです。今を知り未来を読むのにとても良いお勧めできる一冊です。
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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hamachobi トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
クラウドの技術的な観点も踏まえながら、そのビジネス的な戦略について、アップル、グーグル、マイクロソフトの三者を例にとり、分かりやすく説明した本。
とにかく、この本に限らず、著者の本は、難しい内容の事柄も、的確な例示を交えながら、素人にも分かりやすく書いてあるのがいい。

この本でも、1章でクラウドとは何か、クラウドを支える技術とは何かをまず説明し、2章でクラウドが今までの仕組みとどう違うのか、そして、それがどのようなインパクトをもたらすのかを説明したうえで、3章以降、マイクロソフト、グーグル、アップルのそれぞれのクラウドに対する戦略の違いを各社の特徴を踏まえながら説明する。そして第6章で、日本はクラウドにおいてどう振舞うべきかを解説する。

他のクラウドの本と一線を画すのは、クラウドの仕組みの解説やそれを利用するユーザ側の利便性だけでなく、提供する側のビジネス戦略についても触れられているところ。いかに、現状において優位に立っているポイントを維持しながら、クラウドへ立ち向かうか、MSとグーグル、アップルではそれぞれの戦略が大きく異なっている。こういった観点の本はなかったなぁ。

ここ数年の間は、既存のOS、ブラウザの圧倒的シェアを誇るマイクロソフトの地位が低下することはないだろうが、著者が言うように、プラットフォームがより上位のレイヤーに移っていくとすれば、だんだんとその勢力地図は変わっていくに違いない。
課金制度をいち早く確立したアップルがその優位性を生かしていくだろうし、究極的には「情報に対してのみ欲情」しているグーグルが、その欲望のおもむくままに、なりふり構わず、ブラウザ、OS、NWを提供して、利用者から情報を吸い上げていくのだろうか。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
「世界のコンピュータの市場規模はせいぜい5台だろう」

これは1948年にIBM創始者トーマス・ワトソンの言葉である。

半世紀間失笑を買われ続けてきたこの言葉が現実のものとなろうとしてきている

クラウドコンピューティング・システム

すべてのデータ、アプリケーション、最終的にはOSまでをクラウドと呼ばれるネットワーク上におき、ユーザーは端末からクラウドにアクセスすることでいつでもどこでも操作できるという次世代のネットワーク技術

この覇権を争う3社を軸に今後の展望をつづった本だ

もし仮にすべてのユーザー端末がクラウドにアクセスするような時代になれば、その端末にはデータはおろかアプリケーションも必要はない

となると世界にはそのデータやアプリケーションを管理するコンピュータだけあればいい、具体的にはアップル、グーグル、マイクロソフト、アマゾン、そしてセールスフォース。

これが最初にでてきた言葉の意味だ

この上で述べた3社にはそれぞれの強みがある
PCのOSで圧倒的なシェアを持つマイクロソフト。
ケータイ端末で完璧な勝利を収め、App Sotre,iTunes Music Storeという巨大マーケットプレイスを持つアップル。
ウェブサービスを手中に収めたグーグル。

それぞれの企業がどのようにして「雲」を見る「のぞき窓」を自分たちの手中に収めるか、とても詳しく分かりやすく書いてあり、とてもおもしろかった

印象深かったのはクラウドの市場で勝ち残るためには1番でなければならい、という記述

そこに日本企業の入る余地はないという

最初に述べた5をたとえ1ダースに変えたとしても日本企業は入ってこないだろうと言われている

MS-DOSが発売されたときも、インターネット商用解禁されたときも、iPodが売り出されたときも、そして今回iPhoneが日本の市場を制そうとしたときも「黒船」としておそれをなした日本企業が今後どうした戦略をとるべきなのか

この本をきっかけに今後の展開を占ってみるのもおもしろいのでは?
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