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アッシジのフランチェスコ
 
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アッシジのフランチェスコ [単行本]

キアーラ・フルゴーニ , 三森のぞみ
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

これまでの聖人伝にはない人間フランチェスコの実像を詳細に描く。

内容(「MARC」データベースより)

すべての面で人間的であると同時に聖なる存在でもあったフランチェスコ。これまでの聖人伝にはない人間フランチェスコの実像を詳細、かつ単純明晰な筆致で描き出す。ジャック・ル・ゴフが一種の奇跡と評した書。

登録情報

  • 単行本: 266ページ
  • 出版社: 白水社 (2004/11/25)
  • ISBN-10: 4560026025
  • ISBN-13: 978-4560026021
  • 発売日: 2004/11/25
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 344,359位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
 小鳥と話をしたという逸話のある聖人、アッシジのフランチェスコについての本。泳ぐようにすいすいと読める。ちっとも息切れしない。

 「奇跡の人の生涯を記したこの小さな書物そのものが、ひとつの奇跡のようなものだ」という序文のなかの一文をそのまま繰り返したい。原文の内容はもちろんのこと、翻訳がすばらしい。よい翻訳のお手本だと思う。装丁も清楚で可愛らしい(紐の色まで)。図書館で借りて読んだけれども、ぜひ購入して手元におきたいと思う。

(以上、ブログよりの一部転載です。)
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By daphnetin VINE™ メンバー
形式:単行本
誰でも一度は耳にしたことがある12世紀末〜13世紀にかけてを生きた

聖人フランチェスコの生涯を「人間」としての側面から種々の伝記を紐解きながら

見つめ直した書です。

丁度フランチェスコが生きた時代は平信徒がフランチェスコとその使徒が清貧の生活を

実践したいと願うような時代背景であり、それらの後押しを受けてフランチェスコの

信仰が紆余曲折を重ねながら進行していくさまが鮮やかに描き出されています。

私のように特に前知識が無くても、聖人の人間としての一生を辿ることができ、

信仰の有無などは別にしても、彼らが実践しようとした活動の背景と内容を、

これからを生きる私たちに提示している書として貴重ではないかと思います。
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By 左党犬 トップ500レビュアー
形式:単行本
 イタリアの中世史家キアーラ・フルゴーニによる、アッシジのフランチェスコ伝。

 日本ではフランチェスコというと、フランコ・ゼッフェレッリ監督による映画 『ブラザーサン・シスタームーン』で知られているが、この映画はフランチェスコの前半生しか描いていない。
 訳者解説で触れられているが、リリアーナ・カヴァーニ監督による、ミッキー・ローク主演の映画 『フランチェスコ』は、中世史家フルゴーニが描いたフランチェスコにかなり近い、といっているのが目にとまった。
 そこでこの本を通して読んでみたのだが、いままで 『ブラザーサン シスタームーン』 で頭の中に描いていたフランチェスコとは大いに異なるフランチェスコ像を初めて知ることができた。

・裕福な家庭の出身ながらすべてと訣別し、あらたな道に踏み出すことを決断した一人の青年
・人々の無理解と苦難を味わいながらも、自ら信じる道を切り開いていった人間
・世の中に認められ、弟子が増えていくにつれて直面した「組織」という問題に悩む青年
・いったん出来上がった組織は教団として制度化する方向へと動き出し、組織のもつ論理で存続発展しようとするために、そこに違和感を感じ、疎外感を感じ、最終的に居場所を見つけられなくなってしまうひとりの人間
・自分のいっていることが本当には理解されていないのではないか、という深い絶望の中に生きる一人の人間
・集団を離れ、山中にひきこもっての40日間の断食と瞑想、そして自らの肉体に受けた聖痕(stigma)という喜び
・肉体をもつ人間であるからこそ、人間存在につきまとう悩み、苦しみ、希望、絶望、といったもろもろが、普通の人間であるわれわれにも感じることができる・・・

 フランチェスコは一歩踏み出した人である、種をまいた人である。だが決して成功者ではない、むしろ本人の自意識においては失敗者だったのだろう。

 こういう意味で、リリアーナ・カヴァーニとキアーラ・フルゴーニという二人のイタリア人女性が、フランチェスコをきわめて近い視線で見ていることに気づく。
 フランチェスコの生き方に感化されて、世俗の生活を捨てた聖女キアーラ(=聖女クララ)と同じ名前をもった歴史家フルゴーニは、フランチェスコに寄り添い、慈しみのまなざしで見守っている。

 文献資料と図像研究をあわせた歴史記述は説得力がある。画家ジオットについても新しい見方を教えられた。

 映画 『ブラザーサン・シスタームーン』でフランチェスコに興味をもった人はぜひ本書を読んでほしいと思う。

 より深く、フランチェスコを理解できるようになると思う。

            
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