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アダ戦記 5 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
 
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アダ戦記 5 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) [コミック]

堤 抄子
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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登録情報

  • コミック
  • 出版社: 一迅社 (2005/9/24)
  • ISBN-10: 4758051747
  • ISBN-13: 978-4758051743
  • 発売日: 2005/9/24
  • 商品の寸法: 17.8 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング:
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最も参考になったカスタマーレビュー
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
堤抄子女史の新作ファンタジーも遂に最終巻。
前作「スターゲイザー」に似て異なる滅びを迎えつつある世界を
見事に収束することが出来た名作になったのではないか。

┃滅びを迎えつつある星に住む人々は希望を失い、猜疑心を持ち、狂い、
┃村や国を襲い滅びを与える月鬼に恐怖し続けた。
┃アダはその災いの中で産まれた者として、力を封じられ、地下牢に
┃長い年月もの間、閉じ込められて居た。アダはサクヤ姫によって
┃言葉を覚え、世界に放たれた彼は次第に「戦鬼」になりつつあった。

┃今巻では遂にアダの封印が完全に解け、その力が開放される。
┃人々はアダによって繋がり、月鬼に抗い、小さいながらも希望を手にする。
┃精霊月読は怒り、絶望し、アダら人間たちに滅びを与えようとする。
┃また精霊月波は昔の記憶を辿る──精霊たちは何故存在するのか。
┃そして精霊月影の与えた日月の書とは一体──。
┃この物語の完結によって、全ての人々は新たな始まりを迎えるのだ。

初期の頃は機械的な印象の精霊月波がアダと出会ったことで変ってゆく
姿は印象的で、最終巻を迎える頃には人間性がほどよく豊かになり、
彼女はその行動で救われたんだと思ったりする。そしてアダも
彼女が居てこそ、あの行動…というか感情があったのかなぁと。
星の滅びに抗えなくとも、別の道がある。問いに対して答えは無くとも、
迷い進んだ先には必ず道が出来ている…それが希望か。
人間を醜く捉える一方で、その感情や表情の美しさを讃えるコト、
これが堤女史の作品であり、以前から伝えようとしている主題になっているのだろう。

このレビューは参考になりましたか?
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By シマメイ トップ1000レビュアー
何ももたない存在であったアダが、名を与えられ、言葉を与えられ、感情を、世界を、そして未来を与えられる物語なのだ、と思った。
この人の話はすべて「この地上に生きる人間」を語る目線からけして離れず、それはこの作品にも表れている。
どんな話も今日の世界と地続きなのだ。
本当に怖いのは滅びでなく、滅びを思うことによって荒れ果てる人のこころ、未来を絶望することによって変わってしまうこころのありようなのだ、ということをあらためて実感する。
今すぐに助かることはないが、助かろうとする感情をつむぐための時間はある。未来を生きようとする意志がある限り、人は生きることを望む。
未来に関して閉塞的な事柄しか現れないこの現代に、力強く、心に響く素晴らしい物語である、と再び思う。
彼女の話は幾度も希望を語る。人の悪意、人の悲しみ、人の絶望を語りながら、それは希望と同時にあると語る。その視線に救われる。
巻数以上に大きな話だと思う。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この物語では、星そのものが滅びようとする中で人々はどういった心を持つのかということが描写されてきました。

主人公たちが旅の途中で出会った人々の心は様々な形であれ、荒んでいました。

しかし、この最終巻で示された希望。

とても遠く困難な道であるけれど、この上なく確かなその希望が胸に染み入りました。
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