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アダルトビデオ革命史 (幻冬舎新書)
 
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アダルトビデオ革命史 (幻冬舎新書) [新書]

藤木 TDC
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 861 通常配送無料 詳細
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合計価格: ¥ 1,722

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

日本は年間一万タイトルを超えるアダルトビデオが流通する世界屈指のポルノ生産国である。日本製のAVは、インターネットなどを通じて無修整版が世界中に流出し、そのクオリティの高さからアニメと並んで日本を代表するコンテンツとなっている。だが一方で、今までその歴史は詳らかにされておらず、アンダーグラウンドな文化としてしか語られてこなかった。本書は、第一人者の手によって、はじめてまとめられた四十年にわたるAV全史である。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

藤木 TDC
1962年生まれ。フリーライター。80年代より現代まで一貫してAV業界の動向を論評し、「噂の眞相」誌上での十二年分の連載は、『アダルトメディア・ランダムノート』(ミリオン出版)としてまとめ、高い評価を得た。映画論、酒場論、スポーツなど多彩なジャンルの執筆もこなす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 263ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2009/5/27)
  • ISBN-10: 4344981251
  • ISBN-13: 978-4344981256
  • 発売日: 2009/5/27
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By モチヅキ VINE™ メンバー
形式:新書
 80年代よりAV業界の動向を追い続けた1962年生まれのフリーライターが、2009年に刊行した新書初のAV論。本書におけるAVとは、男女の性行為の映像記録(ポルノ)の内、基本的にビデオカメラで撮影され、ビデオテープ、DVD、インターネット配信の形での販売、レンタルを第一目的にした作品群で、かつ日本国内で合法的に販売できるよう試行錯誤された商品(表ビデオ)を指す(ただし未だに合法・違法の線引きは曖昧)。1960年代における性表現の自由化、テレビと映画の競合、日本のメーカーによるVTR開発の進展等を背景に、70年代にはポルノ映画のビデオ版が開発されているが、ビデオ機材の小型軽量化によって初めて、AVは1981年に発明された(裏ビデオ第一号は1979年)。ビデオ撮りの発達は、映像にリアリティを与え、非専門職による作品製作を容易にするため、AV製作に適していた。またビニ本による素人美少女モデルの開拓と、裏本のハードコア路線は、AV女優の大量デビューを帰結した。80年代にはビデオレンタル店の急増と新風営法の施行で業界が動揺する中、村西とおるが淫乱女優を起用して本番AVを量産したが、やがて擬似本番女優飯島愛がTVで人気を得、本番にこだわる村西を駆逐した。こうしてAVが社会的認知を受ける一方で、90年前後の警察によるAV摘発から自治体による有害図書指定への移行と、女性誌のセックス特集は、AV規制を緩和させる結果となった。この時期AV市場もレンタル優位からセルビデオ優位へと移行し、審査機関も乱立した。他方、不況で倒産したメーカーから無修整素材の裏流出が相次ぎ、セルビデオメーカーが修整の薄さを競い摘発を受ける中、米国からの逆輸入ビデオやインターネット上の無修整動画配信が普及しており、著者はこうした現状を踏まえて、修整に関する議論はもうやめるべきだと提言する。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kya12
形式:新書
幻冬舎ということもあり、期待せずに購入したが、意外に読み応えがあった。映像機器の発達史(技術史)、エロメディア(形式)のはやりすたり、「ワイセツ」をめぐる政治状況、村西とおる等の革新的プレーヤーの登場という複数の偶発的要素の絡み合いの中で、必然とはいえない文化現象として、現在のAV隆盛があるということが示されている。よく調べられており、執筆の視角は研究者のそれに近い。また、国際的に見た場合の日本のAVの位置にも触れられている。現代史の叙述としても成立している。「アダルトビデオとは?」という問いの奥深さや、「アダルトビデオなんてどうでもいい一風俗現象」といってすますことは出来ないことがよくわかる。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 倒錯委員長 トップ500レビュアー
形式:新書
近年、アイドル系AV女優が、一般的なテレビバラエティに登場する機会が増えている。
アイドル顔負けのルックスの美女たちがバラエティ番組で拝めるということに、われわれ
若い世代は隔世の感を抱きそうになる。だがAV女優がテレビ界に進出する潮流はなに
も今回が初めてではない。歴史は繰り返されるものなのだ。そのことを『アダルトビデオ
革命史』を教えてくれる。本書はアダルトビデオ創成期から見るだけでなく論じる側とし
ても関わってきた評者による、その誕生から今までの興亡を追ったリポートだ。

アダルトビデオは最初から「アダルトビデオ」であったわけではない。そのころ日本にはす
でにポルノメディアは存在し、そこからAVというのが形作られていくのには、ビデオという
機器の発達が多分に影響を持っているのだ。例えばもはやお馴染みの「ハメ撮り」は、片
手で持てるハンディカムがあってこそ可能なのだ。ハメ撮りという需要があったからハンディ
カムという供給があったのではない。決して順序は逆ではないのだ。

また、80年代から90年代にかけての村西とおるの多大なる存在感にもあらためて気づか
される。ダイヤモンド企画と村西監督が愚直なまでに貫き通した「本番」というポリシーが、
結果的に企業の首を絞めたのだが、そこには疑似本番でお茶を濁す他レーベル、さらに
官憲の規制との攻防があったのだ。その末にダイヤモンド企画は倒れ、村西もいったんは
表舞台から去ることになるのだが、そこは涙なしには読めない。

あくまで作り手側の論理で負った歴史であるが、2年をかけたという読みごたえある力作だ。
知識人の注目をあつめた一時期の尖鋭性はうすれ、今のAV業界はわれわれ怠惰な消費
者の「抜ければいい」という冒険心を欠いた打算的消費におもねり、金太郎飴のように同じ
流れの作品を量産している。この本はそんな在りし日のめちゃくちゃをやっていたAVへの
憧憬を、ほのかに含んでいる。
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