女性むけアダルトショップを舞台に、店員と店長の掛け合いでお話が進んでいく4コマ漫画です。
仕事のツテが全部セフレで、気持ちいいことの追求に余念がない店長、万寺るみ子。
オタク趣味を持つ常識人の店員、飯尾ナホ。
ふたりが繰り出すボケとツッコミはとてもキレがよく、素直に笑うことができます。特にセックストイの商品開発にまつわる苦労話は秀逸で、ギャグとして面白いのと同時に「そんな問題が起きるのか」と知識面でも面白く読むことができました。
舞台が女性むけアダルトショップなので、題材は女性のセックスやオナニーの話がほとんどです。ですけど、それらはにやにや笑うような「下ネタ」として描かれているわけではありません。ひとが生活していく上でごく普通に対面する「性」に関するあれこれを、声を潜めて語るのではなく当たり前のこととして正面から捉えています。
「店長がなんでもセックスにむすびつけて例える」というギャグが何度もでてきますが、それは「淫乱で卑猥だから」面白いのではなく、あくまでもその単純な思考回路がおかしいという描かれかたをしています。このナチュラルな視点には蒙を啓かれた思いがして、心が軽くなりました。
わりと直接的な性描写がありますが、年齢による購入制限の表示はされていません。老若男女を問わず読んで欲しい作品だと思いました。