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購入者としての第一の失敗。『アセット・ファイナンス-資産金融の理論と実際-』とあるから、アセット・ファイナンスについて書かれたものと思ったら大間違い。あくまで「不動産」ファイナンスに限定されており、こうした書籍を求める者にとっては大きな違いだ。内容を確認しなかった私が悪いが、出版社の悪意を強く感じる。
第二の失敗。書籍カバーには、「(事業会社に)等身大で理解してもらう」、「大切なのは、アセット・ファイナンスを何のために行い、何ができて何ができないかを知ること」とあるのだ。そう、資産と金融をいじくりまわすのが目的ではないよ、というこの言質に惹かれた。しかし、ポートフォリオ理論やMM理論、リスク概念の講釈を延々100ページもされるとは、ショックで愕然とした。また、理論や制度の説明に付き合うにつれ、『証券アナリストジャーナル』や日本ファイナンス学会誌『ファイナンス』を読んでいる錯覚に陥った。前提となる基礎理論を知っておきましょうという意図は判るが、明らかに本書のPRポイントに反する。
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