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まず、第1章では子どもの心の発達を評価・判定していくスケールを紹介する。幼児を持つ親であれば、わが子の成長と比較してみたくなるだろう。人間の知能がいかに高度で複雑であるかは、多重知能とワーキングメモリーについて解説した第2章で認識させられるに違いない。第3章では近年注目されているアスペルガー症候群について詳述。自閉症やADHDとの違い、アスペルガー症候群の診断基準などを具体的に示している。続く第4章では学習障害と脳の回路について、また、終章では子どもの心の障害について解説している。
専門的な医学や脳科学の知識、情報などを盛り込んでいるが、全編にわたり平易な言葉で表現しているので、構えることなく気軽に読み進めることができる。ただし、アスペルガー症候群などの理解は、専門家にとっても難しいという。子どもの心の問題を考えていくうえで、ひとつの道標ともなり得る1冊といえる。(清水英孝)
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ある医師は、精神科で統合失調症と診断された人の中にアスペルガー症候群の人がいるとして、診断の見直しをしている。確かにアスペルガー症候群の人が多くいた。こんな感じで、精神科領域では、アスペルガー症候群の人は結構身近にいるんです。でも、アスペルガー症候群の知識が乏しい専門家も身近に多いんです。
この本は、プロ化した家族には物足りない本と映るかもしれないが、アスペルガー症候群のアウトラインが押さえてある。入門書としては、◎。
以前から、ソーシャル・スキルの足りなさに苦しんでいた。この本では回答は得られなかった。先天的脳異常でもなんでも言いから、僕の今の状況を説明してほしい。
面白いのは、参考文献の後半に新書が多いこと。途中から、この本を「書き上げるため」だけに、書いたのだろうか。そう考えて振り返って見ると、結局この本は何がいいたいのかわからない。タイトルにアスペルガー症候群と着けたのならば、もう少し、アスペルガー症候群にページを割いてもらいたかった。
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