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まず、第1章では子どもの心の発達を評価・判定していくスケールを紹介する。幼児を持つ親であれば、わが子の成長と比較してみたくなるだろう。人間の知能がいかに高度で複雑であるかは、多重知能とワーキングメモリーについて解説した第2章で認識させられるに違いない。第3章では近年注目されているアスペルガー症候群について詳述。自閉症やADHDとの違い、アスペルガー症候群の診断基準などを具体的に示している。続く第4章では学習障害と脳の回路について、また、終章では子どもの心の障害について解説している。
専門的な医学や脳科学の知識、情報などを盛り込んでいるが、全編にわたり平易な言葉で表現しているので、構えることなく気軽に読み進めることができる。ただし、アスペルガー症候群などの理解は、専門家にとっても難しいという。子どもの心の問題を考えていくうえで、ひとつの道標ともなり得る1冊といえる。(清水英孝)
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最も参考になったカスタマーレビュー
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5つ星のうち 4.0
アスペルガー症候群と学習障害―ここまでわかった子どもの心と脳,
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レビュー対象商品: アスペルガー症候群と学習障害-ここまでわかった子どもの心と脳 (講談社プラスアルファ新書) (新書)
アスペルガー症候群をはじめとした自閉症スペクトル障害が脚光を浴びてきたのはここ数年である。精神科領域で働くコメディカルと呼ばれる専門家の中には、『アスペルガー症候群』、『自閉症スペクトル障害』についての知識が乏しい人が多い。また、スクールカウンセラーも同様で、「100回のカウンセリングより1回の診察」、「プロ化した親、頼りない専門家」と指摘する専門家もいる。専門家の皆様、奮起して!!ある医師は、精神科で統合失調症と診断された人の中にアスペルガー症候群の人がいるとして、診断の見直しをしている。確かにアスペルガー症候群の人が多くいた。こんな感じで、精神科領域では、アスペルガー症候群の人は結構身近にいるんです。でも、アスペルガー症候群の知識が乏しい専門家も身近に多いんです。 この本は、プロ化した家族には物足りない本と映るかもしれないが、アスペルガー症候群のアウトラインが押さえてある。入門書としては、◎。
17 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
アスペルガー症候群「周辺」の知識,
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レビュー対象商品: アスペルガー症候群と学習障害-ここまでわかった子どもの心と脳 (講談社プラスアルファ新書) (新書)
肝心のアスペルガー症候群についてはあまり詳しく触れられていない。むしろ、その周辺について広く紹介されている。人間の脳が、さまざまな独立した能力の集合体であること、そして、そのさまざまな縦割りの能力をいくつか組み合わせて人は行動をする。以前から、ソーシャル・スキルの足りなさに苦しんでいた。この本では回答は得られなかった。先天的脳異常でもなんでも言いから、僕の今の状況を説明してほしい。 面白いのは、参考文献の後半に新書が多いこと。途中から、この本を「書き上げるため」だけに、書いたのだろうか。そう考えて振り返って見ると、結局この本は何がいいたいのかわからない。タイトルにアスペルガー症候群と着けたのならば、もう少し、アスペルガー症候群にページを割いてもらいたかった。
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
少年犯罪とアスペルガー症候群の関係に関する記述には疑問も,
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レビュー対象商品: アスペルガー症候群と学習障害-ここまでわかった子どもの心と脳 (講談社プラスアルファ新書) (新書)
アスペルガー症候群は、自閉症が報告された翌年の1944年、ウィーン大学の小児科教授アスペルガーが報告した、自閉症の類縁疾患とされる疾患である。その臨床的特徴には、自己中心性、特異な行動への執着、他人の感情を読み取る事が不得手である事、他が、挙げられて居る。そして、最近では、PETやfMRIによる研究から、この疾患の原因として、脳血流の障害が指摘され、治療の道筋が開かれつつある。この疾患が注目される背景には、この疾患が非常に多い事と、この疾患を持つ子供の一部に、反社会的行動が見られるとする説が注目された事が挙げられる。 本書は、小児科医であり、神経生化学者でもある榊原洋一氏が、そのアスペルガー症候群を、医学史的背景に遡って説明した一書である。その説明の分かり易さは驚きに値する。ただし、アスペルガー症候群と少年犯罪の関係に関する論争を紹介する部分は、もっと詳しく書いて頂けたら、と思った事も事実である。−−アスペルガー症候群の専門家の中には、この点については、著者と見解を異とする専門家も、居るのではないだろうか?−−著者が、この点の議論を避けた事は残念である。 (西岡昌紀・内科医)
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5つ星のうち 4.0
心理学的な本ではないです
精神科の心をドラマティックに書くような本を期待して読んだので、 ある意味期待はずれでした。... 続きを読む
投稿日: 2007/8/4 投稿者: しもん
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