創作人形というと、妖しさや不気味さを加味したクライイメージの写真が多いような気がするのは私だけでしょうか?
人形って、それだけではないと常々思っておりましたので、この写真集では、その欲求不満を静かに取り払って戴いたような気持ちになりました。
後ろ身というか、物語のあるお人形には、立っているだけで彼女の物語が匂いたちます。
特別な舞台を用意される必要もなく、ただ林の中で立っているだけでも、そのおもざしから、彼女の与えられた物語や彼女の思索が伝わってくるように思うのです。
見る者に大きな想像を許すそのありようこそ、「呼吸する人形」の真骨頂だと思います。
私は大好きな写真集です。