人々の運命を操る「調整局」という怪しげな集団が現れます。
これを今ちまたで有名な「イルミナティ」に置き換えると、俄然物語はおもしろくなります。
そしてラストのナレーションがとても活きてくるんですね。別の意味で(すみません、陰謀説好きなもので)。
でも私がこの映画に気持ちを寄せられたのはそればかりではありません。
それは主役のマット・デイモンとエミリー・ブラントの演技。二人とも本当にチャーミングでした。
熱烈な恋をした時、きっとこんな言葉を交わすはず。運命的な出会いだと感じた時、きっとこんな
行動を起こすはず。誰でも一度や二度はそんな経験があるはず。
私たちが心から人を好きになった時の思うままをこの映画は表現してくれました。そしてそれは観ているこち
ら側にも小気味よく伝わってきます。
この映画はSFの形態をとりながら、実は清々しいラブストーリーではなかったでしょうか。