既刊の短編を再構成したものです。
元々掲載されていた本も所有しているのですが、久しぶりに読み返したこともあり、結構楽しめました。
内容的にはどれも馴染みのものばかりですので、元の短編集をお持ちの方には必要のない本だと思います。「さよなら、ヴィンセント」は初訳ですが、これを読む為だけに買うにはもったいないというのが率直な感想です(元々は手紙として書かれたものだそうです)。「人間とアンドロイドと機械」は初めて読みましたが、そちらの方が価値がありますね。
あとがきにこの本が刊行されることになった経緯が説明されていますが、都合により増刷できなくなった「パーキー・パットの日々」、「時間飛行士へのささやかな贈物」や、現在では入手困難な短編集から再編成したのだそうで、これからも継続して短編選集を出して行く予定だそうです。
収録作品〈既刊〉
- アジャストメント 〈悪夢機械〉 *改題
- ルーグ 〈パーキー・パットの日々〉
- ウーブ身重く横たわる 〈パーキー・パットの日々〉
- にせもの 〈パーキー・パットの日々〉
- くずれてしまえ 〈悪夢機械〉
- 消耗員 〈パーキー・パットの日々〉
- おお! ブローベルとなりて 〈時間飛行士へのささやかな贈物〉
- ぶざまなオルフェウス 〈模造記憶〉
- 父祖の信仰 〈時間飛行士へのささやかな贈物〉
- 電気蟻 〈時間飛行士へのささやかな贈物〉
- 凍った旅 〈悪夢機械〉
- さよなら、ヴィンセント 〈初訳〉
- 人間とアンドロイドと機械 〈開放されたSF〉 *スピーチ原稿