この親子エッセイ、雑誌連載が始まった時からいただけなかったが、案の定、本になってしまった。韓国報道一筋の父君の文章は安心して読めるのだが、ご令嬢の台湾紹介は文章の質、思考の深さ、情報整理能力の各面で疑問符がついてしまう。当たり障りのない文章にとりあえずまとめてみました、という感じが拭えないし、気の毒だけど何よりもつまらない。娘さんを起用してエラーい記者の父上に取り入ろうとした編集者のよこしまなアイデアが不幸にも実現してしまい、しかも単行本にまでなってしまった、というのが実情だと思うのだがいかに?もっとも、ご令嬢にそんな自覚はないみたいなので、そういう意味では過度に同情しないほうがいいのかも。父君の文章に星二つ。間違っても続編なんてやめようね。