●昨今のアジア諸国の経済成長は目覚ましく、市場成熟化等
その動向に耳目が集まっている。
中国、インドネシア、ベトナム、タイ、マレーシア、フィリピン
シンガポール、香港およびインドに海外進出を検討している企業
またその関係者には非常に体系的な情報を得ることが出来る。
●基本的には、前述の各国の会社法、外為法、労働法、知的財産法
倒産法といったものが詳述されており、進出前の企画段階から
進出後の運営上の情報リソースとして纏められている。
税務に関しては基本的事項や税率の紹介に留まっており、本邦との
相違点や実務的な記述は無い。
●本書だけで、進出先の決定や実務的な課題を全てクリアには出来ない
が他に類書が無く、この分野では貴重な良書であろう。
実務では、市場調査やビジネス分析を実施した上で、本書記載の
データから進出のリスクや法的手続きを履修し、会計税務については
監査法人等と摺合せをしながら進めていく必要がある。
●いずれにしても、海外市場の成長を取り組む経営戦略は本邦企業に
とっては重要な検討要素であり、その際、本書は非常に示唆に富む
好書といえよう。