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アジアの文化は越境する《映画・文学・美術》
 
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アジアの文化は越境する《映画・文学・美術》 [単行本(ソフトカバー)]

四方田 犬彦
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

「お化け」はアジア独自の財産!ヨーロッパに比べて、文化的、社会的、地理的に複雑な「アジア」を日本・韓国・香港・タイの芸術家と研究者らが論じ合った。本書は、ヨーロッパの枠組みでは表現できない怪奇映画、現代文学、現代美術が元来持っている独自性と、グローバル化による相互の情報交流から生まれる類似性などについて語り合う中から、アジアは常に千のアジアとして多様な形態で存在することを具体的に示した。本書に登場する討論者:プラープダー・ユン(タイの作家、脚本家、評論家。1973年バンコク生まれ)/メアリー・ウォン(香港・嶺南大学中国語学科准教授。香港生まれ)/チョン・スワン(韓国・東国大学校映像大学院映画映像学科助教授)/後小路雅弘(九州大学大学院人文科学研究院教授)

著者について

映画史家、明治学院大学教授。1953年西宮生まれ。東京大学で宗教学を、同大学院で比較文学を専攻。その後、韓国の建国大学で客員教授を務めて以来、コロンビア大学、ボローニャ大学などで客員研究員を務める。2004年にはテルアヴィヴ大学や、コソヴォ難民によるプリシュティナ大学分校で客員教授を務めた。現在、明治学院大学教授での専攻は映画史。文学、都市、漫画、美術、音楽、料理など広い領域にわたって批評活動を展開している。著書は『貴種と転生・中上健次』 『ソウルの風景』『見ることの塩』など。翻訳にパゾリーニ、サイード、ボウルズなどがある。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 168ページ
  • 出版社: 弦書房 (2011/10/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4863290659
  • ISBN-13: 978-4863290655
  • 発売日: 2011/10/17
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 330,577位 (本のベストセラーを見る)
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By 浦辺 登 VINE™ メンバー
 世界の映像文化の中心はアメリカのハリウッドと思いこんでしまうが、どことなくアメリカのプロパガンダの匂いを感じる。反面、ヨーロッパの映像文化は古典的な正統派という感じがする。そんな中、我が道を行くのがアジアの映像文化だが、映像においては日本のテレビアニメが果たした役割が大きい。
 本書はアジアの玄関口を自認する福岡で開かれたアジアの映像文化のシンポジュウムだが、ここでも韓流について参加者が言及している。韓流は現在、量産する過渡期にあるというが、かつて、日本のテレビアニメがタイの文化侵略をしていたと問題になったことに改めて驚く。日本で韓流がナショナリズムも交えて騒動になったが、これとは異質のものであるとの指摘もおもしろい。
 韓流は「量」から「質」の時代に転換する手前にあるのだろうが、今、日本のアニメ専門学校にはアジアからの学生が集まって来ている。「質」を求めてのことだが、この学生たちが故国に帰り、「質」がどのようにアジアに波及するのか、楽しみである。
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