「アジアの子ども売春を撲滅しようとする偉い人たち」の活動が書かれている。
書き手がおのおの、連携性を持たず、自分たちの活動を報告している。
しかし、当の子どもたちの生活の臭い、感覚、苦悩についてはほとんど描かれていない。
書き手たちは、子ども達の人生、生活を外側から観察するだけで、内側からの視点を想像しようともしていない。
どの時代にもこういう団体はいるものだが、そのどれもがこういった性質を持っている。
確かにこの本は問題意識を促してくれた。
好奇ではなくこども売春を取り扱った本を出したことに☆ふたつ。
しかし、広く一般に読み手の興味を引く内容でなければ、
「世論を盛り上げる」という、出版の意図は無に帰すのではなかろうか。