アウンサンスーチー女史の拘束をはじめ、選挙結果の無視、少数民族の圧迫など、現政権の問題点が報じられているミャンマーになぜ関わるのだろうか? 最初に思ったのは、そのことです。
この本には、著者が関わるようになった経過が、スタートから丁寧に書かれています。
「関わらない理由など、いくらでもある。でも、そこに困っている人達が居て、自分たちが状況の改善に役立てるなら行動するしかない。」
現政権の不条理な対応や、国際公務員特有の思考方法・官僚主義に悩まされながら、少しずつ地元の人達の信頼と行動を引き出し、実績を積み重ねられてきたことに、深く敬意を表したいと思いますし、途上国の開発等に関わる人達にとっての「初心」にあたる本だと思います。