「台湾は親日の国」と一般的に知られていますが、スリランカでも
日本を賞賛する人たちが多いことを、この本を読んで知りました。
この本には、数名のスリランカ人の証言が紹介されています。
スリランカ公開大学総長を務めるS.ウィジェシンハ氏は
太平洋戦争について、「日本が侵略戦争を行なったなどというのは
たわごとである」と述べています。明治期から日本は西洋列強に
対抗するために、富国強兵政策を取り、結果としてアメリカやソ連など
の強国に包囲され、「やむなく戦争を始めた」と氏は日本の正当性を
語っています。日本では、政治家がこのようなことを言うと、クビが
飛んでしまうような嘆かわしい社会ですが、ぜひ、「日本は悪い侵略
国家だ」と思い込んでいる人たちに読んでほしいです。
また、海洋考古学者のS.デヴェンドラ氏は、氏の父親(学校の校長)が、
「私たちは日本によって愛国心を得た。それは、すべてのアジアの国々に
もたらされた。戦争によってアジアの国々、インドネシアやインド、スリ
ランカ、ビルマなどは自らに対する自信と民族主義の意識を得た。私たちは
日本に感謝しなければならない」と言っていたというエピソードを紹介して
います。
先の大戦で日本が敗れたにせよ、高く評価すべき日本の功績が数多くあった
ことを、この本は教えてくれました。