アシュラ(下巻)はアシュラに人間の愚かさと、「それでも人間を愛せ」という高僧の教えに迷い始めるアシュラを描いていきますが…アシュラがしていくことは飢餓の中で人を殺していくこと…。
しかし、同年代の村の子供達がそんな残酷なアシュラに共感を抱き、ついには都までお供をしながら生き様、死に様を見ていこうとする姿が印象に残ります。
最後、アシュラはついに自分を焼き殺して食おうとしていた母親に復讐を成し遂げますが…
アシュラにも人間としての心があることが最後の数ページに掲載されております。
復刊まで実に4分の1世紀は待ちましたかね。しかし、素晴らしい作品です。極限状態の人間が置かれる飢餓、地獄絵…しかし心の奥底に捨てきれない「真実の愛」。名作、これ以上廃刊にしないで下さい。出版社の勇気に感謝。ジョージ秋山氏に深謝です。ありがとう。