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連載物の単行本化にしては、良くまとまっており、極力無駄な描写を排した話はテンポ良く読める代わりに、物語りのライト感も感じさせてしまうという弊害も持っていましたが、作品の性質上、これはこれで良かったのでは思います。
ひとつのイメージにとらわれず、新しい世界を探し求めていく最近の新堂さんの姿勢には嬉しい想いもある反面、やっぱりダークな世界をまた書いてほしいなと思う自分もいます(笑)。なにはともあれこれほど次の作品がどんな世界が描かれるだろうと期待させる作家も少ないと思います。今後も期待大ですね。
ある愛の詩・銀行籠城・三億を護れと立続けに新刊の出る新堂氏だが、よくこれだけテイストの違うものを同時に書くものだと感心する。
氏はサービス精神旺盛で徹底的に書く作家だ。ある愛の詩は間違いなく
他にはないほどのピュアピュアなものを書ききった。忘れ雪は驚きのどんでん返しなどの新堂氏の色でそれまでのファンのためにも直球で投げてきた恋愛ものだ。とすると、アサシンは渇いたスタイリッシュさで際立つ作品であろうか。
悪の華のグロを省き無駄を削ぎ落としてよりハイテンポに切れ味を良くした感じである。それを求める読者にはそこそこ楽しめると思う。
アサシンをこれまでの純愛ものとして読んでしまうと後悔する事になる
また、グロを求めると物足りないものになってしまう。
これは題名どおりアサシンの恋を書いたアクションと言う感じか。
どちらにしても、氏の今までの濃さを求めてしまうといささか中途半端な売りの本だが、マニアではなく、少し甘めの新堂作品を試したい人や一般読者には、おもしろく読めるのではないだろうか。
角川から出るものには、グロいものはなさそうだ。
個人的に新堂氏にはこれからも、いろんなものに挑戦して頂きたい。
忘れ雪の後半のような、無理矢理のサスペンス、... 続きを読む
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