古くから親しまれている園芸植物のアサガオが日本に昔からあった植物ではなく大陸から渡ってきた植物とは知らなかった。江戸時代に種子を作らない変異型アサガオをどのように維持するをメンデル遺伝学以前の江戸の育種家は知っていたとは驚き。
著者は遺伝学の専門家なので,変異アサガオの単なる品種の話だけでなくどの遺伝子に変異が起こると葉の形が変わるかのか,また色はどのように決まっているのかなどを詳しく解説している。表紙や題名からは想像が付かないくらい専門的なのだが,わかりやすい。巻末にアサガオの変異連鎖表などもあり,読み物としておもしろいだけでなく資料として手元に置いておきたい本でもあります。この本で知識が増えるとアサガオ栽培が楽しくなります。