世界に突然現れた謎のダンジョンに挑む、探索型のゲームです。
タイトルに「学園モノ」とあり、実際に学園モノ的なイベントもそこそこの数が揃っていますが、
メインはあくまでも迷宮(地下道・地下迷宮)の踏破になります。
このゲームは評価が非常に難しいです。
最近のRPGにはあまり見られないような要素、例えば
「序盤から敵が結構本気なので、無茶をすると体力の低いキャラはあっさり死んでしまう」
「武具の主な入手手段になる宝箱開けで、罠の解除に失敗するといきなり全滅もありうる」
という点をスリルがあってよいと捉えるか、つらさや不自由と捉えるかで評価は違うでしょうし、
ストーリーやムービー・演出重視のゲームとはほぼ逆向きの路線を、地味と捉えるか
洗練と捉えるかでも違ってくると思います。
少なくとも、かわいらしい絵柄からは想像しにくい、歯応え満点のゲームである事は確かです。
決して万人受けするとは言い難いゲームバランス(主に序盤)や、
概論に偏って書かれている印象が強く具体的な手順が分かりにくい説明書
(生徒による道具鑑定や所持金の分配・移動の方法すら不足)、
「弱すぎる、または凄く強い」に二極化しがちなボス戦を考慮して星を減らしましたが、
個々のキャラクター設定を自分の頭の中で勝手に妄想できるほど自由度の高いキャラメイクや、
思わぬレアアイテムを手に入れた途端に世界がガラッと変わるような感覚はとても楽しいです。
想像力が豊か・コツコツやるのは好き・わからない事は自分でどんどん調べたり試したりする…
こういったタイプの人であれば、星5つと受け取っても問題ないかも知れません。
余談になりますが、オリジナル版で「最悪のバグ」の声すら挙がった、
♀ドワーフの声が♂ドワーフの声になっていた不具合は、Best版ではきちんと修正されています。
「太く硬質な声を使うドワーフ」という設定を疑いたくなるような、ちょっと幼い感じの声です。