ジュリー・テイモアは、ライオン・キングのニュー・ヨーク公演の演出を手がけたことでも有名な女性芸術家です。彼女は多くの人がやりたくとも避けていたビートルズの曲だけを使ったミュージカル(登場人物の心情を歌詞だけで表す)を作品化しました。日本では夏に劇場公開されましたが、年末すでにブルーレイやDVDが発売されました。
映像が美しいこの作品はブルーレイで買うと作品の良さが良く分かります。同時に出演している若い女優・俳優たちの歌の上手さにも驚かされます。飛びぬけて上手い二人も登場しますが、あとでプロと分かり納得しました。それにしてもアメリカのショービジネス界の裾野の広さ深さに感服してしまいます。何が言いたいかは作品を見てください。
物語は、アメリカ兵だった消息不明の父を尋ねてアメリカに渡るリバプールの造船工場で働く青年ジュードの深く楽しい若い経験です。日々同じ事を繰り返しながらも安定した生活を選ぶものも居れば、それを苦痛と感じて抜け出そうともがく人もいます。それぞれの人生観ですが、この映画では安定は重要ながら少しだけしか描かれていません。
ビートルズを中途半端に知る人がこの作品を見ると、断片的な知識で映像や物語の一部を否定するのでしょう。