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アガサ・クリスティー自伝〈下〉 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
 
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アガサ・クリスティー自伝〈下〉 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) [文庫]

アガサ クリスティー , Agatha Christie , 乾 信一郎
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

Agatha Christie's 'most absorbing mystery' -- her own autobiography, with new exclusive CD containing newly discovered priceless recordings of Agatha dictating excerpts from more than 40 years ago. Over the three decades since her death on 12 January 1976, many of Agatha Christie's readers and reviewers have maintained that her most compelling book is probably still her least well-known. Her candid Autobiography, written mainly in the 1960s, modestly ignores the fact that Agatha had become the best-selling novelist in history and concentrates on her fascinating private life. From early childhood at the end of the 19th century, through two marriages and two World Wars, and her experiences both as a writer and on archaeological expeditions with her second husband, Max Mallowan, Agatha shares the details of her varied and sometimes complex life with real passion and openness. Then, in 2008, Agatha Christie's grandson made a remarkable discovery. While clearing out her old house in preparation for its opening to the public, Greenway in Devon, a box of old tape reels was found to contain the recordings of Agatha dictating her Autobiography for her typist. These remarkable recordings are not only an amazingly rare example of Agatha's voice, but they also partly explain the engaging nature of her Autobiography - for they reveal the normally reclusive Agatha telling her own story in a lively, spontaneous and often conspiratorial way, whose passion in talking about her life is captured in the printed Autobiography. Now this new edition comes complete with a CD of highlights from these priceless tapes, giving Agatha Christie's millions of fans the opportunity to hear the Queen of Crime's story in her own words, and rediscover her remarkable full story in this special edition of her book, which is newly introduced by Mathew Prichard, the grandson who discovered the tapes. --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

作家として順風のスタートを切ったアガサ。英国博覧会使節としての世界一周貧乏旅行。大論争を巻き起こす話題作の誕生。だが、その裏で結婚生活は危機に瀕していた。母の死、スキャンダル、そして離婚。傷心の旅行中の、最愛の男性との出会い…“ミステリの女王”が、愛と波瀾に満ちた自らの生涯を初めて語る。

登録情報

  • 文庫: 566ページ
  • 出版社: 早川書房 (2004/10)
  • ISBN-10: 4151300988
  • ISBN-13: 978-4151300981
  • 発売日: 2004/10
  • 商品の寸法: 15.6 x 10.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By gl510 トップ1000レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
この自伝は、59歳から15年半をかけて、アガサが、折に触れて、心の赴くままに、さまざまなエピソードを書き連ねていったものであり、この上巻では、3歳の誕生日から、33歳で世界一周旅行に旅立とうとするまでが語られている。  

さて、読み始めてすぐに気が付いたのが、「はて、これは、前にどこかで読んだような記憶が…」というフレーズが頻繁に出てくることである。調べたところ、「未完の肖像」であった。改めて並行して読み比べてみると、一目瞭然、ときには実名で語られているエピソードさえあるのだ。一部に改変はあるものの、「未完の肖像」のエピソードは、この自伝のエピソードと重なっており、「未完の肖像」は、ほぼ、アガサの私小説であったと見てもよいことが確認できた。この作品を書いたのがアガサ44歳のときであり、このときは、アガサ自身、まさか後年、自伝でこの小説のネタを明かすことになるとは思っていなかったのだろう。 

ところで、意外なことに、アガサは、15歳まで学校教育を受けていないため(本文の記述から逆算すると13歳頃)、文法がまるでわからず、作文はうまくなかったのだそうだ。ただ、その頃の教師の「あまりに空想的」という批評は、その後のミステリ作家としての大成を予言しているようでもあり、16歳のときに初めて書いた長編小説「砂漠の雪」を読んだ、当時、隣人であった「赤毛のレドメイン家」で有名なイーデン・フィルポッツは、「あなたは会話にすぐれた感覚を持っている」と、アガサの最大の長所の一つを、早くも見抜いている。 

また、注目すべきは、初めて探偵小説を書こうと思い立ったエピソードの中で、ポアロの人物像が完成していく過程を詳しく語っていることだろう。デビューの4年前のことであるが、このときの作品は、出版社から何度も送り返され続け、アガサも出版の望みを断念しかけている。後のデビュー作「スタイルズ荘の怪事件」である。 

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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By gl510 トップ1000レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
えっ!?あのアガサがサーフィンを?下巻は、世界一周旅行の道中、ホノルルでサーフィンに熱中していたという衝撃の?エピソードで幕を開ける。 

この下巻では、母と夫を立て続けに失うという失意の中、自分探しの中東旅行でマックスと出会い、思いもよらなかった再婚をすることになる波乱に満ちた私生活と、本格的な充実期に入った著作活動における秘話・裏話がたっぷり語られている。 

例の謎の失踪騒ぎについては、直接的には一切、触れていないものの、騒動に耐えられずカナリア諸島へ旅立つに際し、マスコミや群衆に対する不信感を吐露した幾つかのコメントに、狂言説を強く否定するニュアンスが込められている。 

マックスとのエピソードは面白い。マックスとは、ウルでの遺跡発掘調査終了後に、ひょんなことから二人だけの運命的な小旅行が実現するのだが、道中でのある些細な出来事で、マックスはアガサを将来の妻と決めているのだ。また、帰国の旅のさなかに飛び込んだ「一人娘重態」の報に、急きょマックスと乗ったオリエント急行で、あろうことか途中の停車駅で列車に乗り遅れ、映画の一シーンさながらに、山道を抜きつ抜かれつのカーチェイスをするくだりも見物だ。 

著作活動の面では、探偵小説について、「言葉の節約は探偵小説には特に必要」で、「適度な長さは五万語」としており、アガサの定評のある簡潔で読み易い文体が、読む側に立って計算され尽くしたものであったことが伺える。マープルのモデルとなった人達についても詳述しており、ポアロとマープルを老人として登場させ、自分と同時に年をとっていくキャラにできなかったことを計算違いと認めていたり、劇作家の道に踏み込んだ真意も述懐するなど、興味の尽きない話題に溢れている。  

世界最高のミステリ作家でありながら、内気で控え目な、愛すべき人間アガサ。その自伝は、与えられたよき人生と愛を神に感謝する言葉で、幕を閉じる。 

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By kaizen #1殿堂
形式:文庫
アガサクリスティの自伝を読むと、作品の中にアガサクリスティの分身がいっぱいいることがわかった。

司祭の娘、少女のころの習い事、結婚と離婚、子供に対する関係など、
場合によっては3人のアガサクリスティの分身がいる作品があることが推測できた。

経験が、生煮えのものから、マープルのようによく煮詰まったものまで、いろとりどりに反映されている。

アガサクリスティものを半分くらい読んでから、読むことを薦めたい。
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