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アカデミア・サバイバル―「高学歴ワーキングプア」から抜け出す (中公新書ラクレ)
 
 

アカデミア・サバイバル―「高学歴ワーキングプア」から抜け出す (中公新書ラクレ) [新書]

水月 昭道
5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 777 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

就職できない「博士」たちの窮状を世に知らしめた著者の、次なるテーマは「大学での生き残り術」。受験の比ではない大激戦を勝ち抜けるのは、正攻法から裏技まで知り尽くした者だけだ。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

水月 昭道
1967年福岡県生まれ。龍谷大学中退後、バイク便ライダーとなる。仕事で各地を転々とするなか、建築に興味が湧く。97年長崎総合科学大学工学部建築学科卒業。2004年九州大学大学院博士課程修了。現在、立命館大学衣笠総合研究機構研究員および、同志社大学非常勤講師。人間環境学博士。専門は環境心理学・環境行動論。06年得度(浄土真宗本願寺派)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 248ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2009/09)
  • ISBN-10: 4121503295
  • ISBN-13: 978-4121503299
  • 発売日: 2009/09
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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68 人中、59人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 「自分の業績だけを考えるのではなく、利他の精神を」という著者の主張には、共感するところがありました。
しかし、この本が教える具体的処世術は、少し大袈裟な言い方をすれば、学術の退廃を招くことになる気がし
ます。私自身、大学院の修士課程まで進みましたが、結局、長期的に見て生き残るのは、真面目に良い研究
をした人。とりあえずアカポスをゲットするための処世術で職にありついても、その後鳴かず飛ばずの教員にな
るのがオチです。そういう教員(もどき)の人は、学会でも人間関係ばかり気にして、必要な批判や論争を回避
しようとするので、本来学問の場であるはずの学会が「なあなあ」の井戸端会議になってしまう危険があります。
 院生の身になって考えれば、アカポスにありつけないのは、確かに大問題、死活問題です。しかし、能力不足で
「サバイバル術」だけ身につけた院生が教員になってしまうことの弊害は、無視できません。国の政策の問題や
若者切り捨ての社会の問題があるにしても、この本の著者は、研究者として一生やっていこうと思うなら、何よ
り研究・学問に真摯に取り組まなければならないし、それを奨励する社会でなければならないという現実に向き
合っていないように思いました。
このレビューは参考になりましたか?
65 人中、52人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
前著『高学歴ワーキングプア』の続編である。

タイトルどおり、いかにして苦境から脱出するかを主要テーマとし、どうすればアカデミズムに生き残る可能性が高まるかが論じられている。
著者が挙げる生き残りの要件とは、
・イエスマンになる
・業績は多すぎてもマイナス
・学振研究員になる
・批判するばかりではなく、人を褒める、etc…である(すべてはここでは紹介しない)。

確かに、第一級の研究者を必要としているのは、ごく一部の大学や研究機関だけであり、それ以外のところであれば、研究業績以外の要素が重要になってくるのは事実であろう。

しかし、ここで挙げられている生き残りの要件は、はっきりいって著者の印象を述べているにすぎない。少しうがった見方をすれば、著者が考える就職できなかった原因の逆のことが書かれているだけではないかとも思う。例えば、単著は出してはならない、新書などはもってのほか、とも書かれているが、この水月氏自身は単著も新書も出している。また、学振研究員にもなっていない。

著者の本意ではないかもしれないけど、就職できなかった自分を弁護しているような印象を受けた。

これから読まれる方は、水月氏の体験談以上のものを期待してはいけないと思う。
このレビューは参考になりましたか?
32 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
限られた大学のポスト数に比べて博士の数が多すぎるという事実を考えると、いす取りゲームの如きレントシーキングが繰り広げられることは想像に難くない。
こういうときだからこそ教育への情熱や質の高い研究といった本質に眼を向けないといけないのに、著者が若き博士たちに勧めているのは単なる処世術である。
あぶれた博士を救済することが目的ならノンアカデミックへのキャリアパスを整備するとか建設的な手段がある訳で、既存のそういう試みを一切紹介せず無責任に批判しているだけ。
こんな本に数百円でも費やして時間とお金の無駄だった。
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