ここ数巻はずっと、連載中に怪物のように育った鷲巣のキャラクター性に頼った展開に終始し、アカギの天才性が発揮される場面がほとんどありません。元々セリフの少ないキャラなので、完全に鷲巣様に喰われてしまってます。鷲巣の発言や態度は相変わらず突出してて面白いですが、やはり希有なカリスマを持つ主人公であるアカギに活躍してほしいです。
この巻での対局内容にしても驚くような仕掛けはなく、鷲巣が自分とアカギの配牌・ツモに一喜一憂してる感じで、ぞくぞくするような闘牌が見られないのが残念です。
似たような展開が続くので、以前はあれほど効果的だった心理・状況の描写を絵による比喩で表現する手法も、またか…って気持ちになってしまいます。あとコマ割りが荒っぽいです。手牌を見せるだけで見開きの上3分の1とか使ったり、ページ稼ぎととられてもしょうがない部分が見受けられる。ほぼ月1連載なんだからもう少し丁寧に仕上げてほしい。
それでもまあ、ちょっとずつですが確実に鷲巣編はラストに近づいてきましたね。10数年に渡る長い勝負になったので、最後の時に向けて派手に盛り上げてくれることを期待したいです。