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アウン・サン―封印された独立ビルマの夢 (現代アジアの肖像 13)
 
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アウン・サン―封印された独立ビルマの夢 (現代アジアの肖像 13) [単行本]

根本 敬
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

日本の軍事支配を受けつつアウン・サンはビルマ独立義勇軍を結成,日本軍とともに英国に参戦,悲願の独立を目前にして凶弾に倒れた.ネィ・ウィン軍事政権は,鎖国主義と成算なき計画経済の結果,国際的孤立に陥る.民主化なき開発主義に生き残りを賭ける現軍事政権下で,自由を奪われたままの娘スー・チー女史は何を思う?

登録情報

  • 単行本: 260ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1996/7/29)
  • ISBN-10: 4000048686
  • ISBN-13: 978-4000048682
  • 発売日: 1996/7/29
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 597,298位 (本のベストセラーを見る)
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優れた評伝 2003/12/16
形式:単行本
なかなか日本人にとっては縁が深いのに、よく知らない人が圧倒的多数だろうビルマ(現ミャンマー)の「建国の父」アウンサン将軍の人生を描いた評伝。

生誕から非業の死まで…。
ビルマ独立運動に身を投じ、旧日本軍の訓練と援助を受けて、ビルマ独立義勇軍を組織。
名目上のビルマ独立政権の国防相を経て、抗日運動に転じ、再度、ビルマ独立の活動へ。

そして、ビルマ独立の達成直前の暗殺…。

そんな劇的な人生を巧みに描いている。

ただ、この手の人物伝はなかなに難しいものだと思う。
独立直後のビルマから現代のミャンマーに至るまで、彼の国では、少数民族の独立運動、民主化運動と、なかなかに政治的統合に悩んでいる状況である。

この評伝からは、アウンサン将軍が暗殺によって早逝せずにいたらという著者の思い入れが伝わってくる。
アウンサン将軍が生き続け、彼の政治理念、政治的理想が実現していたら…と著者は記述する。
その思い入れをどう評価するかが難しい…史実は史実、仮定は仮定。

歴史を記述し、あるいは読むときにそうした難しい側面があるのだということを噛みしめながら読んで欲しい本である。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sasabon #1殿堂 トップ10レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
ビルマで邦人ジャーナリストが取材中にビルマ軍の発砲によって亡くなられましたが、ビルマの軍事政権にとって、幽閉中の民主化運動指導者アウン・サン・スーチー女史の存在に神経をとがらせているのはご存知の通りです。そのスーチー女史の父の伝記を読むことがビルマの苦難の歴史を知ることにつながると考え本書を手に取りました。

ビルマに留学経験のある根本敬氏によって書かれた本書は、そんなビルマの「建国の父」と呼ばれたアウン・サン将軍の生涯とその功績について詳しく記した好著です。現在、他に入手できる類書をあまり見ないだけに信頼性のある本書を読むことは、アウン・サン将軍のみならず、現在のビルマが抱えている問題の出発点を理解するのに必要だと思いました。

大日本帝国時代、彼はビルマ独立義勇軍を創設しました。日本軍と共に戦い、当時の宗主国であったイギリスからの独立を果たそうとしましたが、後に日本軍に対し決起し、真の独立を図ろうとしました。イギリスからの完全独立を図るさなかの1947年に暗殺され、翌年の独立を見ることなく亡くなったことはビルマにとって大きな損失でした。

アウン・サン将軍暗殺以降、ビルマにおとずれた苦難の歩みや、民主化運動とスーチー女史の関わりも含めて、知られざるビルマの歴史をたどる上で、本書の記述は信頼にたる客観性を感じました。歴史を確認する中で現実社会の成り立ちの根幹に触れることはよくある話です。20世紀を彩るアジアの巨人達を描いた「現代アジアの肖像」シリーズの中でもオススメの1冊です。
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