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アウンサン将軍と三十人の志士―ビルマ独立義勇軍と日本 (中公新書)
 
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アウンサン将軍と三十人の志士―ビルマ独立義勇軍と日本 (中公新書) [新書]

ボ・ミンガウン , 田辺 寿夫
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

祖国独立を夢見るアウンサン以下30人は、南機関の手により、秘かにビルマを脱出し、日本に向かった。行く手には、各地での厳しい軍事訓練が待っていたが、30人は、国民性の違いが生むさまざまな戸惑いと障害を、アウンサン統率のもと若い情熱によって克服し、日本軍のビルマ進攻に義勇軍を結成して参戦、イギリス統治下の祖国奪還に成功した。しかし、この後、ビルマは真の独立を目指して日本軍に対する一斉蜂起を敢行した。

登録情報

  • 新書: 192ページ
  • 出版社: 中央公論社 (1990/07)
  • ISBN-10: 4121009800
  • ISBN-13: 978-4121009807
  • 発売日: 1990/07
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 609,225位 (本のベストセラーを見る)
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By 大森 義範 トップ500レビュアー
形式:新書
ビルマ独立の歴史を、アウンサンスーチー女子の父親−
アウンサン将軍をはじめとする三十人の志士の一人
である「ボ・ミウンガン」氏が著したものに訳者が解説を加えたもの。
1988年のビルマ民主化運動を契機にそれまで部分訳に
更に翻訳作業を加え、本著を上梓された。

ビルマ独立運動の支援を任務とし、ビルマ独立義勇軍の誕生に貢献した
南機関の話、ビルマ独立運動家の青年30名を密かに国外へ脱出させ、
日本の各都市をまわったエピソード、箱根での休養、
海南島または台湾において軍事訓練の話などが、
実際にその場にいた当事者から生々しく語られる。
実際は重々しい話のはずだが、この独立に燃える三十人の志士
が非常に若かったこともあってか、それとも国民性なのか
悲壮さの中にも明るいタッチで描かれている部分が少なくない。

次第に乖離していく、ビルマ独立義勇軍と日本軍、
そのはざまで、本当にビルマ独立に力を尽くそうとした
南機関の日本人たちの揺れる心、
歴史にifはないのですが、真の独立を打ち立てていたら
と思ってしまう。

アウンサンスーチー女子の父親−アウンサン将軍と
軍政を引いて影でビルマを操った男−ネ・ウィン氏が
同じ三十人の志士であったことは皮肉である。

ビルマ独立から現在に至るまでの歴史の基礎を
勉強するには良い資料ではないかと思う。
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形式:新書
1.著者:ビルマ独立の父として現在なお尊敬されるアウンサンの副官として彼と共に、旧日本軍による軍事教練を受けて、「ビルマ独立義勇軍」の創設に加わり、日本軍と共に祖国を転戦。その後、今度は日本軍と戦い、独立後はビルマ政府の閣僚を歴任した人物。

2.内容:
(1)導入部分:英国支配からのビルマ独立を達成しようと、資金集めや組織作りでもがく様が具体的で生々しい。
(2)ビルマ脱出〜日本行き:祖国独立の期待同じアジアの国の支援にかけていることが高揚感をもってつづられている。箱根の宿舎における、世話役の女性に対するアウンサンの「恋心(?)」も記されていて微笑ましい。
(3)軍事訓練〜ビルマ上陸:独立への強い願望、そのための訓練に耐える様、そして祖国への進撃。しかしこの頃から日本軍の意図との齟齬が明らかになってくる。
(4)幻滅そして対日反乱:日本がビルマに対して形式的な「独立」しか与えない結果を見せられ、結局は日本軍によるビルマ支配のために利用されたに過ぎなかったことを悟った著者やアウンサンらが、密かに対日反乱のための準備を進めていく様が当事者の会話を中心につづられている。

3.感想:
「大東亜戦争は欧米植民地主義に対するアジア解放のための聖戦だった」という大戦中も、そして戦後も吹聴されている俗説に対する、「解放の対象」であった当事者であるアジア側からの反論の書の色彩を強く持つ。まさしく「解放者日本への期待」が大きかった頃の前半と、その期待が無残に裏切られていく過程を描いた後半の対照が、その筆致の違いと共に強く印象に残る。
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