相変わらず説得力のある文章でストーリーに引き込まれます。非常に面白かったです。
今回は前巻より三ヶ月経過したところから始まり、
前半は前巻のおさらいを兼ねた日常風景、後半は主人公が自分の行いや日本政府の態度に対して苦悩する姿が描かれています。
キャラクターは女性陣だけでは無く、前巻では不遇だった男性陣も活躍。悩める主人公に知ってか知らずか後押しをしてくれる良い奴ばかりです。
新キャラのウェアウルフ少女は動揺すると隠し事を自ら暴露しちゃうドジっ娘ですが、そのあざとさと愛嬌のバランスが上手く可愛かった。
ただ、1巻に比べるとストーリーの展開が遅いです。
これは前巻では書ききれなかった設定の補足やキャラの掘り下げなどもある為、ある程度は仕方ないという印象。なのでその分次巻以降に期待できると考えれば、悪くはないと思います。
主人公の進むべき方向が決まり、今後エルダント帝国と日本政府は大きく動き出しそうな雰囲気。より親密になった彼等の活躍ぶりが楽しみなところ。
最後に余談。イラストは幻想的でファンタジー世界に合っていると思います。でも作中では屋敷内でポニーテールにしているはずのミュセルの髪型が変わっていないような……??そこだけ疑問でした。