1974年11月リリース。1974年、デュッセルドルフ、クリング・クラング・スタジオで録音。クラフトワークの4thアルバム。表題作である『Autobahn』はアルバムでは22分40秒の大作だが、シングルは3分程度のバージョンでリリースされている。この曲はある意味初めてラルフ・ヒュッターとフローリアン・シュナイダーが納得がいった曲なのだと思う。その気持ちはその後も同じようで、ライヴ盤『Minimum-Maximum』にもアルバムとシングルのちょうど中間位の長さの8分52秒のバージョンを収録している。
ボーカルが入っているのは『Autobahn』一曲だけ。残りはインストルメンタルという布陣だ。ボーカルにはボコーダー処理が施され、新しいロックの可能性を同時代のロック・ミュージシャンに知らしめた。結果、今まで現代音楽のジャンルの一つであった電子音楽はポップ・ロックな存在へと裾野を大きく広げることになる。ミニ・モーグが多用されているが、この当時のこのシンセの値段はVWの車とほぼイコールだったのだから、『高価な』音楽でもある。
『Autobahn』は現代音楽としてとらまえても価値ある一曲だと思う。一方でプロのコメントをすべきだった『ミュージック・ライフ』は星1つで、『こんなものはロックじゃない』って書いていた。
ぼぼ30年たった今聴くといかに彼らが未来を予見するような作品を創っていたかに驚かずにはいられない。
参考として使用してる楽器(名機のアナログシンセばかり)を書き留めておきたい。
Minimoog
ARP Odyssey
Customized Farfisa Rhythm Unit 10
Vox Percussion King
Farfisa Professional Piano
EMS Synthi A
Schulte Compact Phasing A
Mutron Biphase
である。