滋賀県の近江八幡にある「no-ma」という美術館で
ここに載っている作品の多くを直に見ました。
アウトサイダー・アート、いわゆる「アール・ブリュット」とは、
精神障害者の表現を芸術として捉えたもの。
普通の芸術作品が多少なりとも「理性」によってコントロールされ、
自分以外の誰かや、何らかの目的に向けて制作されるのに対し、
ここに並ぶ作品には「つくらずにはいられない」という衝動しかありませんが、
そこには作り手を通した確固たる世界観があります。
表現のテーマは様々。
電車だったり、地図だったり、恋愛(男と女)だったり、世の中だったり、日記だったり。
作り手は、好きなものや興味を無理せずそのまま自由に表現します。
気が乗らなければ作らないが、作っている時の姿は無邪気そのもの。
普通であれば息がつまりそうなくらい緻密な表現もたくさんありますが、
ここでは、そんな作品ほど見ているととても気持ちが和む。
なんでかクスクス笑ってしまうような感じになります。
ギスギスした世の中で頑張っているうちに忘れてしまったものを、
もう一度思い出させてくれるような作り手たちと、作品たち。
なんだか大好きになってしまい、この本を買って帰りました。
興味があれば、あなたもぜひ手にとってください。