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アウステルリッツ
 
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アウステルリッツ [単行本]

W・G・ゼーバルト , 鈴木 仁子
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

 建築史家アウステルリッツは、帝国主義の遺物である駅舎、裁判所、要塞、病院、監獄の建物に興味をひかれ、ヨーロッパ諸都市を巡っている。そして、彼の話の聞き手であり、本書の語り手である〈私〉にむかって、博識を開陳する。それは近代における暴力と権力の歴史とも重なり合っていく。
歴史との対峙は、まぎれもなくアウステルリッツ自身の身にも起こっていた。彼は自分でもしかとわからない理由から、どこにいても、だれといても心の安らぎを得られなかった。彼も実は、戦禍により幼くして名前と故郷と言語を喪失した存在なのだ。自らの過去を探す旅を続けるアウステルリッツ。建物や風景を目にした瞬間に、フラッシュバックのようによみがえる、封印され、忘却された記憶……それは個人と歴史の深みへと降りていく旅だった……。
多くの写真を挿み、小説とも、エッセイとも、旅行記とも、回想録ともつかない、独自の世界が創造される。欧米で最高の賛辞を受けた、新世紀の傑作長編。

内容(「BOOK」データベースより)

ガラスの檻に囲われ、薄暗い灯りのしたで倦むことなく一切れの林檎を洗いつづける洗い熊…。冒頭まもなく描かれる神経症的なその動物のように、憑かれたようにみずからの過去を探しつづける男がいる。全米批評家協会賞受賞作品。

登録情報

  • 単行本: 289ページ
  • 出版社: 白水社 (2003/7/25)
  • ISBN-10: 4560047677
  • ISBN-13: 978-4560047675
  • 発売日: 2003/7/25
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 326,040位 (本のベストセラーを見る)
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By wood
形式:単行本
今年のベストはおろか、オールタイムベストの一つとなるだろう作品。茫漠と広がる灰色の、セピア色の、モノクロの景色の中に極彩色の点景。行き過ぎる場所としての駅舎。記憶を湛える器としての要塞、ゲットー、あばら家、図書館、墓場。空間と時間、生者と死者、自己と他者、それぞれの記憶が言葉と像とによって紡がれる物語。小説が扱う最も基本的な素材をもってして、20世紀の終わりにこれだけの作品を作り上げたというその偉大さには言葉が無い。参りました。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
私にとって 2005/9/16
By tamaki
形式:単行本
装丁を見て惹かれたという理由で読み始めたのだから著者などにかんする予備知識などなかった。歴史や地史などまったく知識がないので、何ページか読んで青ざめたが、それでも読み終えてしまった。それからも取り出しては開いて眺めたりしている。
モノクロ写真が挿画として、てんでの大きさで入り込んでいる。これだけ眺めていても随分不思議な気分になる。この本を読んでからというもの、その文面によって描き出され、私の想像で創りあげた、あらゆる場面が時どきに浮かんでくる。私はそれを味わう。
殺風景なつめたい部屋で、正方形の写真を好きなように並べ替える年取った男の姿、一旦飛び立つと地面につかずに滑空し続けるつばめ、、
これを読むようになりしばらくしてから、著者は2001年に交通事故で死去していたと知った。大変残念に思う。
訳者の鈴木仁子氏に、これ以後もこの偉大な作家の邦訳書の普及者となっていただけることをのぞみます。
今月いよいよ二冊目が出版されること楽しみにしております
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
ゼーバルトという人の本は初めて読んだ。
アマゾンの書評を見て引かれたので買ってみたのだが、買ってよかったと思っている。面白かった。

面白かったというのは、しかし、ストーリーのことではない。切れ切れに綴られる回想と写真の組み合わせ、そして全ての記述をまとめる建造物に関する記述で個人の記憶をたどっていくというこの小説のしかけが面白かった。

歴史的証言とかを期待して読んでしまうと、やや物足りない部分が残るかもしれないが、純粋に小説を読むというプロセス自体を楽しもうと思って読めば面白いと思う。
こんな小説を書ける作家がそうたくさんいるとも思えない。この作家の他の作品も翻訳していただけないだろうか。

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é''¶§ä§... 続きを読む
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おもしろかった
みんなも読んでよ。この面白さ。何がって。まあ読んでよ。読めば判るさ。
どこがって? 読め、読め、読めば判る。 以上。
投稿日: 2003/7/31
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