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面白かったというのは、しかし、ストーリーのことではない。切れ切れに綴られる回想と写真の組み合わせ、そして全ての記述をまとめる建造物に関する記述で個人の記憶をたどっていくというこの小説のしかけが面白かった。
歴史的証言とかを期待して読んでしまうと、やや物足りない部分が残るかもしれないが、純粋に小説を読むというプロセス自体を楽しもうと思って読めば面白いと思う。
こんな小説を書ける作家がそうたくさんいるとも思えない。この作家の他の作品も翻訳していただけないだろうか。
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