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アウグストゥスの世紀 (文庫クセジュ)
 
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アウグストゥスの世紀 (文庫クセジュ) [新書]

ピエール グリマル , Pierre Grimal , 北野 徹
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 999 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

アウグストゥスが切り開いた時代は、パックス・ロマーナ(ローマにおける恒久的平和)と称される。本書は、歴史考古学、文学、美術などの多角的な視座から徹底的に論じてゆく。

内容(「BOOK」データベースより)

ローマに平和をもたらし、「尊厳者」の称号を得た、初代皇帝―アウグストゥスは、人心を掌握する能力に長けていた!本書は、暗殺されたカエサルの養子として突如登場した彼が、慎重な足固めをもとに権勢をのばして、元首政を完成させてゆくさまを、同時代の政治・文学・美術と関連づけながら紹介してゆく。

登録情報

  • 新書: 185ページ
  • 出版社: 白水社 (2004/02)
  • ISBN-10: 4560058725
  • ISBN-13: 978-4560058725
  • 発売日: 2004/02
  • 商品の寸法: 17.6 x 11.4 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:新書|Amazonが確認した購入
 フランスの古典学者ピエール・グリマルの書き下ろした「アウグストゥスの世紀」が邦訳で読めます。
混迷をきわめた共和制末期のローマに終止符を打ち、実質上の「帝政」を開始した偉大なる政治家アウグストゥスと、その時代の概略を知りたいという人々には最適の新書かと存じます。

多忙な方や、ローマ帝政初期の歴史・世相に就いて知りたいといった若い人にオススメいたします。

このレビューは参考になりましたか?
11 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 本書の内容よりも先ず措いて言及して置かねばならないことがあります。それは、あまり根本的な誤りが原文には存在しているらしい、ということです。例えば107頁に原文では「その翌年」と在る所を「紀元前2年」と改めたと訳注にありますが、もし原文通り「その翌年」と解すなら、その指す時間は紀元2年となってしまい、まったく違ったものになってしまいます。4年の差は学問的な論争を巻き起こしかねない看過しかねる大きな誤差だと思うのですが、著者は平気で出版を許したのでしょうか。他にも単純な日付の誤りがあると訳者は指摘されています。これでは、この時代のローマを知るためにどれだけ本書を参考にしていいのか、という根本的な所にまで疑問符が付き、最早誤植の範囲を逸脱している様に思います。フランスの読者はこれでいいと思っておられるのでしょうか。それともたかだか啓蒙書と一段見下げられているのでしょうか。
 管見では本書の骨子は、著者の専門分野である文学を主に、政権奪取から始まって、制度、美術、建築とこの時代相を俯瞰して行き、アウグストゥスが自らに神話を纏わせ、神性を帯びさせるのに如何にしたか、という考察である様に思います。確かに「アエネーイス」の物語がローマのヘレニズム支配を正当化し、ひいてはユリウス家の支配の正当性とその神性を擁護し、詩という形状からしてローマ中で読謡され暗誦されれば気づかれることの無いプロパガンダとなる、との文学作品への切り口はとても興味深いものです。しかし、紙幅の少なさか、全体に印象論が先行し、具体的な例が数句引かれるだけで結論が導かれており、それぞれの詩人・作家を詳しく知らない者にとってはひたすらに上滑りするだけで著者の言葉をただ受け入れるしか術が無い。訳者は研究者の書物と言われますが、私には研究者らしさなるものが味気無さでしか感じることができないのでありました。
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