ひとつには主従関係にある間柄をテーマにしており、アメリカの歴史を大きくクローズアップしています。
そういった中で、友情や信頼といった美談とする信愛スピリットを描写しています。
堅苦しい言い方をすれば、このような解釈となりますが、ラフに言えば、ウィル・スミスの製作総指揮と主演のSF映画を存分に楽しめます。
2035年という近未来を設定し、人類は化石燃料を撤廃し、単純なタスクはロボットの役割になり、社会は人間とロボットが混在しているというものです。
ロボットにコンピュータに感情があるとは思えませんが、ノートパソコンが熱暴走するとサーマルシャットダウン、自身のCPUを熱に対して保護するためにタスクをやめる、フリーズするといったことがあり、感情表現とも取れます。
しかもそういった聞き分けがないように感じるところに愛着を持つこともあります。
この映画が製作された2004年は、まさしく高性能なコンピュータ化が急速に進行していた頃であり、その30年後の世界にはこういった感情を持ったロボットが出てくるだろうと危機感を持ったことと思います。
この映画に出てくる「サニー」という感情を持つロボット、形はロボットなのですが、そんな中で細やかな顔の表情や仕草を取り入れてあり、あたかも人間のような感じを受け入れてしまいそうになります。
ストーリーに矛盾がないよくできた作品であり、お子さまにもおススメです。