名前は伏せてアルバムを聴いたなら、この時点でも彼女が一番上手いシンガーであると感じることと思います。
ハスキーウォイスのR&Bシンガーとして。
ただ、SONG FOR YOUを90年代にホイットニー自身が歌ったものと比較してしまうと、いかにホイットニーの歌声がすごかったのか、あらためて彼女の偉大さと、失われたものの大きさに愕然としてしまいます。
本当にホイットニーの歌声は素晴らしかった。
このアルバムでは、もうあの頃の声は聴くことはできないけれど、それでもこのアルバムはかなり聴き込みました。
一番聴き込んだアルバムです。
特にLOOK TO YOU。歌を聴いて涙するなんてことは滅多にないことですが、久々に涙した曲です。
そのyouが何を指すのか、歌なのか家族なのかファンなのか、神様なのか。
今聴くと、あぁ、神様だったのかと思えてなりません。
全てのメロディーが失われたとき、あなたの中で私は強くいられる。
この喧騒の中から私を逃がしてほしい。私に光を。
という歌詞の歌声が、ホイットニーの心からの叫びというように感じられてなりません。
このアルバムは、歌声の素晴らしさはないですが、歌のテクニックと歌心のみで勝負したアルバムと言ってもいいかなと思います。