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アイヴァンホー〈上〉 (岩波文庫)
 
 

アイヴァンホー〈上〉 (岩波文庫) [文庫]

ウォルター スコット , Walter Scott , 菊池 武一
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内容説明

Hailed by Victor Hugo as 'the real epic of our age,' Ivanhoe was an immensely popular bestseller when first published in 1819. The book inspired literary imitations as well as paintings, dramatizations, and even operas. Now Sir Walter Scott's sweeping romance of medieval England has prompted a lavish new television production.

In the twelfth century, Sir Wilfred of Ivanhoe returns home to England from the Third Crusade to claim his inheritance and the love of the lady Rowena. The heroic adventures of this noble Saxon knight involve him in the struggle between Richard the Lion-Hearted and his malignant brother John: a conflict that brings Ivanhoe into alliance with the mysterious outlaw Robin Hood and his legendary fight for the forces of good.

'Scott's characters, like Shakespeare's and Jane Austen's, have the seed of life in them,' observed Virginia Woolf. 'The emotions in which Scott excels are not those of human beings pitted against other human beings, but of man pitted against Nature, of man in relation to fate. His romance is the romance of hunted men hiding in woods at night; of brigs standing out to sea; of waves breaking in the moonlight; of solitary sands and distant horsemen; of violence and suspense.' For Henry James, 'Scott was a born storyteller. . . . Since Shakespeare, no writer has created so immense a gallery of portraits.' --このテキストは、 ペーパーバック 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

武勇並びなき騎士アイヴァンホーとロウィーナ姫とのロマンスを中心に、獅子王リチャードが変装した黒衣の騎士や義賊ロビンフッドが縦横に活躍する痛快無比の歴史小説。たくみなプロット、美しい自然描写、広範囲な取材により全ヨーロッパ文学に大きな影響を与えたウォルター・スコット(1771‐1832)の代表作である。

登録情報

  • 文庫: 405ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1964/2/16)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4003221915
  • ISBN-13: 978-4003221914
  • 発売日: 1964/2/16
  • 商品の寸法: 15 x 11.2 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 420,043位 (本のベストセラーを見る)
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IN THAT pleasant district of merry England which is watered by the river Don, there extended in ancient times a large forest, covering the greater part of the beautiful hills and vallies which lie between Sheffield and the pleasant town of Doncaster. 最初のページを読む
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By sato トップ1000レビュアー
形式:文庫
勇猛果敢なヒーローは珍しくないけれど、騎士が騎士たる所以は忠節、愛&誠を貫くところです。主人公は劣勢のリチャード王に加担し、無実の女性を救出し、非力なユダヤ人を守り、奴隷・忠僕に良き主人です。弱きを助け悪を挫くロビンフッドなど義侠心溢れる仲間を得て拍手喝采、古今東西にかかわらず溜飲の下がる、女性ファンにはロマンティックな結末を迎えます。
当時の混乱した時代背景にあって、真実な生き様を見せることは命がけだったと思います。小説に書かれている以上に過酷な生活であったことでしょう。訳は古臭いですが<慣れてしまえば>魅力溢れる物語を心から楽しめます。

子供の頃は児童文学書で、30分物のテレビドラマで手に汗握り、映画ではエリザベス・テーラーのレベッカに憧れました。長じてはこの岩波文庫で読みました。今も愛読書です。
余談ながら(^^;)ナルニア国物語「魔女とライオン」/タムナスさん宅の本棚にある「森に住む坊さん」はアイヴァンホーのタック和尚じゃないかと心ひそかに考えています。

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形式:文庫
魔女として処刑寸前のレベッカの前に現れたのは、怪我もまだ全治していないアイヴァンホー。いかにユダヤの娘とはいえ、自分の命を助けてくれた恩人。どんなことがあっても助け出そうという気持ちで、ギルベールとの一騎打ちに臨む。

そこに駆けつけた黒騎士(リチャード獅子心王)によって、御堂の騎士団の不正も正され、アイヴァンホーも父セドリックと仲直りをし、めでたくロウィーナ姫と結婚する運びとなった。

ロウィーナのもとを訪れ、どうぞご主人にお礼を言ってほしいと頭を下げるレベッカ。この礼儀正しく、清廉潔白なレベッカの気持ちを考えると、思わず涙してしまう。

登場人物が魅力的であり、ドキドキはらはらもあり、エンターテインメントとしても一級品だと思う。

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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 物語の舞台は中世イングランド。国王リチャードは十字軍に参加して長らく国を留守にしており、その間、王弟ジョンは玉座簒奪の企てにうつつを抜かし、貴族たちも王権を蔑ろにして正にやりたい放題。ノルマン・コンクェストの傷も癒えず、王国の彼方此方ではノルマンとサクソンの反感と対立が燃え盛っています。

 そうした中、十字軍から帰還した我らがアイヴァンホー、国王の忠実な臣下として王弟一派の陰謀に立ち向かうとともに、アルフレッド大王の気高き後裔ロクスリ姫を守り、世に蔓延る悪を向こうに回して今日も雄雄しく剣を振るいます。

 日本で言えば山手樹一郎の「桃太郎侍」みたいなノリで、思わず手に汗を握ってしまいます。特に感心したのは次の3点。

(1) 国王リチャードの自信と鷹揚さ。こんな王様、楽しくて良いけど、実際こんなふうだったら家来や国民はさぞやたいへんでしょうね。

(2) ユダヤ商人の娘レベッカの気高さ。身は異教徒と蔑まれ、至るところで差別と迫害の対象となりつつも、魂の高潔さだけは失わない健気な女性です。叶わぬ願いと知りつつも、アイヴァンホーに対して最後まで誠を尽くすその美しい姿勢には、読者の胸に訴えるものがあります。

(3) アイヴァンホーの心意気。命の恩人レベッカを魔の手から救うため、彼女がユダヤ人であることも、自らの病躯をも意に介さず、男の心意気一つで強敵との命のやり取りに出向きます。かっこいいです。

 翻訳が「拙者・そこもと・ござる・なされい」といった独特の言い回しになので、読んでいるうちに日本の時代劇のように思えてきてしまいました。江戸を舞台にした映画などを作ってみたら、それなりにヒットするのではないかなどと余計なことを考えてしまいました。
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