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最も参考になったカスタマーレビュー
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
神さまとひと(アイヌ)との交流、生活用具(民具)を大切にする精神,
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レビュー対象商品: アイヌの昔話―ひとつぶのサッチポロ (平凡社ライブラリー) (新書)
口伝によるアイヌの昔話20話を、萱野さんの美しい日本語で読むことができる。最後は道徳的な教訓ばかりでなく、だから今のへびにはまつげもまゆげもないのだ、という愉快ないわれで結ばれることもある。また、自分の赤ん坊を串刺しにして焼いて食べてしまう人間の女の話などもあり、一種の怪談も混じっているのだろうか。
なんにでも神が宿っているという考えは大変なじみやすいので、一神教の聖書を読むより、どの話もすっと心に入ってくる。出てくる神は鳥の神、熊の神などは勿論、病気の神、そして鍋の神まで…… 。アイヌの人々がいかに自然と神、そして生活用具を大切にしていたのかが、よく伝わってくる。 印象的なのは「何をほしいとも、何を食べたいとも思わないで暮らしている」というフレーズだ。最高に幸せ、という文脈で繰り返され、アイヌの人々のつつましさに胸が打たれる。 ただ、随所に登場するイナウというアイヌ独特の祭具について説明がないため、イメージが湧きにくかったのが、残念だった。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
平穏な暮らしの有難さ,
By 光の木 (新潟県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: アイヌの昔話―ひとつぶのサッチポロ (平凡社ライブラリー) (新書)
アイヌ(人間)の体験談を伝える、古くからの物語、これを「ウゥェペケレ」と言うそうです。この本では、そんなウゥェペケレを主に集めてあります。一見しただけでは分からない、どこにでもいそうな老人が、奇想天外な体験をしていたと言うお話しです。
そんな話を、小さいころから聞いていたら、わざわざ敬老精神を言い聞かせるまでもなく、老人に対する敬意が自然に育つかもしれませんね。 ハラハラ・ドキドキの途中経過にも教訓が込められていたり、陰から助けて下さったカムイ(神様)への感謝が込められていたりしています。成功談が、単なる自慢話にならない秘訣は、ここにあるのかもしれません。失敗談や、後悔の談もありますが、最後に救いが用意されているので、厭な話にならずに済んでいます。 成功の結果得られる暮らしと言っても、古老が語るのは、現代に生きる私達から見れば、つつましやかで、平穏な暮らしです。これにたどり着くには、そして、これを守るには、色々なカムイが助けて下さった、あるいは、陰から支えて下さっている。そんな読み方もできそうです。平穏な暮らしの有難さが、くっきりと浮き出てくるようにも感じられ、とても不思議な読後感です。 今、強欲主義が、グローバル・スタンダードのように振舞い、際限なく欲望を煽りたてています。行きつく先の破局を説いても、糠に釘のような状況です。ここに収められた物語には、そんな強欲を鎮める効果も期待したいですね。
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
アイヌというと、ユーカラという連想がありますが。,
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レビュー対象商品: アイヌの昔話―ひとつぶのサッチポロ (平凡社ライブラリー) (新書)
アイヌというと、ユーカラという連想があります。
ユーカラ以外にも、いろいろな伝承している話があります。 それらを集めたのが本書。 なんとなく親しみがわく話もあります。
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