一昔ほど前、アーケードにおいては「脱衣イカサマ麻雀」として、コンシューマーでは人気声優を起用したギャグ要素の濃いシナリオと、サービス精神満点の追加要素にて多くのファンを獲得した「スーチーパイ」シリーズ。
今回久々の新作『スーチーパイ4』のリリースを前にして、『3』のリミックス版がDS・PSPの両携帯ゲーム機にて発売された訳ですが、両機の特性の違いからか、かなり印象の異なったりミックスとなっているのは面白いですね。
先に書いた通り、かつてジャレコ社はアーケード版をコンシューマー機に移植する際に、声優さんたちの掛け合いコントが楽しめるシナリオモードや、クリアー後のやりこみ要素、豊富な追加設定、オマケCDの同梱といった、サービス精神溢れる様々な追加要素を盛り込んでくれていて、それが多くのファンの心を捉えていた要因ですが、このDS版ではその片鱗がうかがえます。
『3』はかつてドリームキャストにタイトルを変更して移植された事がありますが、挿入されるコントがその時とは一新されているのは非常に嬉しい。また、オマケCDのタイトルが『ラジオSTATION』っていうのも昔からのファンには嬉しいですね。昔そのもののオープニングコントを聴いた時には懐かしさが込み上げてきましたよ。
ただ、どうしてもDSでは容量面での限界があり、
コントシーンに音声が無い。
必殺技の演出がムービーじゃない。
グラフィックがかなりショボイ。
等の根本的な面での不満が多々あります。
オリジナル要素としてかつての登場キャラも交えての「フリー対局モード」がありますが、正直イカサマ無しのスーチーパイにどれほど魅力を感じられるのか疑問ですね。それぞれのキャラに合った打ち方の特長でもあればまだ楽しめたのですけど、そういった事もあまり感じられませんでしたし…
作品そのものは良作なのですが、昔からのファンには「今一歩」と感じられるのではないでしょうか。