晴瀬ひろき「アイドルプリテンダー」1巻。
絵がイラスト集みたいに綺麗。表紙の絵が美麗だと、案外中身は・・・ってパターンも多いけれど
晴瀬ひろきの場合はその点問題なく安心してそのきらびやかな画面作りと可愛い女の子に没頭出来る。
センスで魅せる類の絵柄なのにも関わらず、読みづらさはなくむしろポンポンとお気軽な展開を楽しむ事が出来ていい感じ。
当然ただ絵が上手くて綺麗なだけの漫画でもなく、ラブコメのお約束をきちんと踏襲しつつも
女体化設定による友人と憧れの先輩との間で揺れ動く主人公の心情だったり
色々な意味で背徳的な設定の妙だったり、一つのラブコメディとしても秀逸な作りで非常に満足。
絵が上手い、展開がポンポン進む、キャラも魅力的、そして重要なのはサービスシーンが多いって事で。
それも前述のようにセンス重視の絵柄なのでガッツリ描かれててもさほど嫌悪感を煽らないのもまた優れていて
手軽に読めるお色気コメディをご所望の方には正にうってつけの漫画じゃないだろうか。
斯く言う私も完全にそれ目的で購入したら見事に期待度通りの内容でビックリしたくらい。順当に面白くて、好き。
ただ、期待以上だったのは友人の存在。女体化した主人公の頼り口として微妙にナルの入ってる友人に助けを請うのだが
この友人の小栗が見た目とは裏腹に実に頼りになるしめっちゃ男らしい一面も多々あって
元々男同士の友人関係だった二人が
主人公の一方的な感情とはいえ段々意識していく様子は滑稽だが面白い。更には憧れの先輩との百合展開?なんかもあって
色々な意味で飽きさせない展開を作れてるラブコメ作品、晴瀬ひろきの作品は以前にも読みましたが
昔と比べても吹っ切れてて中々いい感じだなあ、って実直に思えた。今後も要期待。
第3話では小栗の「美しければ〜」ってセリフが複線になったりしてて一本一本の出来も良さもまた見所です。