「私は、自分が知り得たことをすべて白日の下にさらすつもりはない。彼女たちの生涯がいかに輝いていたか、その時代にどんなに多くの夢を与えてくれたか。そして、死に直面したときに、どう生きようとしたか。そんなことを書きたいと思ったのだ」。
著者は芸能レポータ。雑誌記者だった頃を含めると、今年で40年のキャリアになるそうだ。「深い親交をもつことになった方がいる一方で、私の『顔も見たくない』という方もいるに違いない」と自ら語るベテランである。その一方で、心筋梗塞などで2度生死の境に立ったことがあり、それも本書のきっかけになっているようだ。
本書で取り上げられているのは、以下の8名の方である(敬称略)。
- 夏目雅子
- 堀江しのぶ
- テレサ・テン
- 本田美奈子
- 飯島愛
- 川村カオリ
- 大原麗子
- 岡田有希子
記述レベルには多少差がある。生前から著者が取材していたり交流があった人や、親族及びマネージメント会社関係者から一定量の情報を得られた人については、印象深いエピソードが盛り込まれている。
すぐ読み終えるつもりだったが、内容が少し重かったので、予定より時間をかけた。改めてこの8名のご冥福を祈るとともに、その足跡に敬意を払いたい。