内容紹介
相つぐテロ、内戦、文明の衝突・・・暴力に満ちた世界を救うのは「アイデンティティの複数性」だ! ノーベル経済学賞のセンが示す解決策。
二一世紀の世界は暴力に満ちている。
はたしてこれは、「文明の衝突」なのか? 西洋とイスラムは対立するしかないのか? ひとは宗教や文明にもとづいたアイデンティティしか持てないのか?
本書では、世界史、哲学、経済学などの豊富な知見をもとに、ハンチントンやサンデルらの過誤を指摘し、21世紀の世界を読みとく新たな枠組みを提示する。
アイデンティティは与えられたものではなく、理性によって「選択できる」のだ。
一人の人間がなんら矛盾することなく、アメリカ国民であり、カリブ海域出身で、アフリカ系の祖先をもち、キリスト教徒で、リベラル主義者の女性であって、かつヴェジタリアン、長距離ランナー、歴史家、学校の教師、小説家、フェミニスト、異性愛者、同性愛者の権利の理解者、芝居好き、環境活動家、テニス愛好家、ジャズ・ミュージシャンであり、さらに大宇宙に知的生命が存在し(できれば英語で)緊急に交信する必要があるという考えの信奉者となりうるのである。一人の人間が同時に所属するすべての集合体がそれぞれ、この人物に特定のアイデンティティを与えているのだ。・・・人のアイデンティティが複数あるとすると、時々の状況に応じて、異なる関係や帰属のなかから、相対的に重要なものを選ばざるをえない。――本文より
【おもな目次】
プロローグ
まえがき
第1章 幻想の暴力
第2章 アイデンティティを理解する
第3章 文明による閉じ込め
第4章 宗教的帰属とイスラム教徒の歴史
第5章 西洋と反西洋
第6章 文化と囚われ
第7章 グローバル化と庶民の声
第8章 多文化主義と自由
第9章 考える自由
監訳者解説
二一世紀の世界は暴力に満ちている。
はたしてこれは、「文明の衝突」なのか? 西洋とイスラムは対立するしかないのか? ひとは宗教や文明にもとづいたアイデンティティしか持てないのか?
本書では、世界史、哲学、経済学などの豊富な知見をもとに、ハンチントンやサンデルらの過誤を指摘し、21世紀の世界を読みとく新たな枠組みを提示する。
アイデンティティは与えられたものではなく、理性によって「選択できる」のだ。
一人の人間がなんら矛盾することなく、アメリカ国民であり、カリブ海域出身で、アフリカ系の祖先をもち、キリスト教徒で、リベラル主義者の女性であって、かつヴェジタリアン、長距離ランナー、歴史家、学校の教師、小説家、フェミニスト、異性愛者、同性愛者の権利の理解者、芝居好き、環境活動家、テニス愛好家、ジャズ・ミュージシャンであり、さらに大宇宙に知的生命が存在し(できれば英語で)緊急に交信する必要があるという考えの信奉者となりうるのである。一人の人間が同時に所属するすべての集合体がそれぞれ、この人物に特定のアイデンティティを与えているのだ。・・・人のアイデンティティが複数あるとすると、時々の状況に応じて、異なる関係や帰属のなかから、相対的に重要なものを選ばざるをえない。――本文より
【おもな目次】
プロローグ
まえがき
第1章 幻想の暴力
第2章 アイデンティティを理解する
第3章 文明による閉じ込め
第4章 宗教的帰属とイスラム教徒の歴史
第5章 西洋と反西洋
第6章 文化と囚われ
第7章 グローバル化と庶民の声
第8章 多文化主義と自由
第9章 考える自由
監訳者解説
内容(「BOOK」データベースより)
二一世紀の世界は暴力に満ちている。はたしてこれは、「文明の衝突」なのか?西洋とイスラムは対立するしかないのか?ひとは宗教や文明にもとづいたアイデンティティしか持てないのか?本書では世界史、哲学、経済学などの豊富な知見をもとに、現代世界を読み解く新たな枠組みを提示する。アイデンティティは与えられたものではなく、理性によって「選択できる」のだ。
著者について
アマルティアセン(Amartya Sen)
ハーヴァード大学経済学・哲学教授。1998年,厚生経済学への貢献によりアジア人としてはじめてノーベル経済学賞を受賞。
1933年インド・ベンガル地方生まれ。幼少のころ,イスラム教徒とヒンドゥー教徒の激しい対立やベンガル大飢饉を目撃し,狭隘なアイデンティティや貧困の問題をつよく意識するようになる。59年にケンブリッジ大学で経済学Ph.D.を取得。
ケンブリッジ,デリー,LSE,ハーヴァード,オックスフォードの各大学で教授を歴任。経済学と哲学を接合する独特のアプローチをつくりあげ,経済学のみならず哲学,倫理学,政治学などにも大きな影響を与えている。その学問的・社会的貢献は大きく認められており,ノーベル賞以外にもインド最高位の「ブラト・ラトナ賞」など数々の賞や名誉博士号を世界各地で授与されている。
主著として,『議論好きなインド人』(明石書店),『自由と経済開発』(日本経済新聞社),『貧困と飢饉』(岩波書店),『合理的な愚か者』(勁草書房)などがある。
監訳者紹介
大門 毅(だいもん たけし)
早稲田大学国際教養学術院教授。専攻は開発経済学・平和構築論。
1965年東京都生まれ。早稲田大学卒業。海外協力基金(現・国際協力機構)や世界銀行で経済開発に従事しながら,イェール大学で政治学修士課程修了,コーネル大学で経済学Ph.D.を取得。
国内外の大学にて開発経済論の研究,開発専門家の育成に貢献するかたわら,NGO活動などを通じて,国際協力の最前線に立っている。著書に,『平和構築論』(勁草書房),『貧困削減戦略再考』(共著,岩波書店)『開発と平和』(共著,有斐閣)などがある。
訳者紹介
東郷 えりか(とうごう えりか)
上智大学外国語学部フランス語学科卒業。訳書に,A・セン『人間の安全保障』(集英社),B・フェイガン『古代文明と気候大変動』(河出書房新社),L・コリンガム『インドカレー伝』(河出書房新社)などがある。
ハーヴァード大学経済学・哲学教授。1998年,厚生経済学への貢献によりアジア人としてはじめてノーベル経済学賞を受賞。
1933年インド・ベンガル地方生まれ。幼少のころ,イスラム教徒とヒンドゥー教徒の激しい対立やベンガル大飢饉を目撃し,狭隘なアイデンティティや貧困の問題をつよく意識するようになる。59年にケンブリッジ大学で経済学Ph.D.を取得。
ケンブリッジ,デリー,LSE,ハーヴァード,オックスフォードの各大学で教授を歴任。経済学と哲学を接合する独特のアプローチをつくりあげ,経済学のみならず哲学,倫理学,政治学などにも大きな影響を与えている。その学問的・社会的貢献は大きく認められており,ノーベル賞以外にもインド最高位の「ブラト・ラトナ賞」など数々の賞や名誉博士号を世界各地で授与されている。
主著として,『議論好きなインド人』(明石書店),『自由と経済開発』(日本経済新聞社),『貧困と飢饉』(岩波書店),『合理的な愚か者』(勁草書房)などがある。
監訳者紹介
大門 毅(だいもん たけし)
早稲田大学国際教養学術院教授。専攻は開発経済学・平和構築論。
1965年東京都生まれ。早稲田大学卒業。海外協力基金(現・国際協力機構)や世界銀行で経済開発に従事しながら,イェール大学で政治学修士課程修了,コーネル大学で経済学Ph.D.を取得。
国内外の大学にて開発経済論の研究,開発専門家の育成に貢献するかたわら,NGO活動などを通じて,国際協力の最前線に立っている。著書に,『平和構築論』(勁草書房),『貧困削減戦略再考』(共著,岩波書店)『開発と平和』(共著,有斐閣)などがある。
訳者紹介
東郷 えりか(とうごう えりか)
上智大学外国語学部フランス語学科卒業。訳書に,A・セン『人間の安全保障』(集英社),B・フェイガン『古代文明と気候大変動』(河出書房新社),L・コリンガム『インドカレー伝』(河出書房新社)などがある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
セン,アマルティア
ハーヴァード大学経済学・哲学教授。1998年、厚生経済学への貢献によりアジア人としてはじめてノーベル経済学賞を受賞。1933年インド・ベンガル地方生まれ。59年にケンブリッジ大学で経済学Ph.D.を取得。ケンブリッジ、デリー、LSE、ハーヴァード、オックスフォードの各大学で教授を歴任。経済学と哲学を接合する独特のアプローチをつくりあげ、経済学のみならず哲学、倫理学、政治学などにも大きな影響を与えている。その学問的・社会的貢献は大きく認められており、ノーベル賞以外にもインド最高位の「ブラト・ラトナ賞」など数々の賞や名誉博士号を世界各地で授与されている
大門 毅
早稲田大学国際学術院教授。専攻は開発経済学・平和構築論。1965年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。海外協力基金(現・国際協力機構)や世界銀行で経済開発に従事しながら、イェール大学で国際関係論修士課程修了、コーネル大学で経済学Ph.D.を取得。国内外の大学にて開発経済論の研究、開発専門家の育成に貢献するかたわら、NGO活動などを通じて、国際協力の最前線に立っている
東郷 えりか
上智大学外国語学部フランス語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ハーヴァード大学経済学・哲学教授。1998年、厚生経済学への貢献によりアジア人としてはじめてノーベル経済学賞を受賞。1933年インド・ベンガル地方生まれ。59年にケンブリッジ大学で経済学Ph.D.を取得。ケンブリッジ、デリー、LSE、ハーヴァード、オックスフォードの各大学で教授を歴任。経済学と哲学を接合する独特のアプローチをつくりあげ、経済学のみならず哲学、倫理学、政治学などにも大きな影響を与えている。その学問的・社会的貢献は大きく認められており、ノーベル賞以外にもインド最高位の「ブラト・ラトナ賞」など数々の賞や名誉博士号を世界各地で授与されている
大門 毅
早稲田大学国際学術院教授。専攻は開発経済学・平和構築論。1965年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。海外協力基金(現・国際協力機構)や世界銀行で経済開発に従事しながら、イェール大学で国際関係論修士課程修了、コーネル大学で経済学Ph.D.を取得。国内外の大学にて開発経済論の研究、開発専門家の育成に貢献するかたわら、NGO活動などを通じて、国際協力の最前線に立っている
東郷 えりか
上智大学外国語学部フランス語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)