こんなにゲームにつっこみを入れたのは初めてです。
細かくあげればきりがないので、主なものだけにしておきますが、そのつっこみの全てがシナリオについてだという、驚くべきシナリオです。
まず、文章が冗長。
立ち絵や効果音があるのに、『〜と言った』や、『そう言って顔を赤くした』等明らかに邪魔な文章が多すぎて、読むのが疲れます。
しかも文章が間違っている。
『彼女は闇に溶けるように聞こえる』だの『静かな静寂』だの、意味不明な表現が多すぎます。
日本語としては間違っていなくても、『〜しようとする〜が、〜しようとする』など、思わず首を傾げてしまう表現までいれると、見なかったフリができるレベルではありません。
しかも、話が動き始めるまでがとんでもなく長いので、個別ルートに入るまで全て読んでいると、それだけで疲弊します。
個別ルートといいますか、本格的なシナリオはまあお約束といった感じで良いんですが、くどすぎます。
ユーザーから見ればとうに解決している程度のことなのに、主人公はいつまでもしつこく悩み続けるので、それはさっき解決しただろうと無駄にストレスを溜める事になります。
しかも悩むシーンが全て似たような表現なので、何度も既視感を覚えます。
相手が言うことも毎回同じで、初めて言われた時は嬉しくても、何度も聞けばいい加減飽きます。
他にも他のゲームなら致命的な欠点になったであろう瑕疵は多々あります。
シナリオだけ見ているとどうしようもないゲームですが、一つだけどのゲームにも負けない長所があります。
絵です。
立ち絵も然る事ながら、全てのCGの出来が一級品です。
主観ですが、今までやったどの乙女ゲーよりも綺麗だと思いました。
どんなシナリオであっても絵さえあれば良いという方だけは、買って後悔はないと思います。
逆に言えば、それ以外の方には全くお勧めできません。