原案に携わった広井王子さんが関わっていることと、オトメイトが全力でバックアップしているように見えたので検討しながら予約したタイトルでした。
三国志は、無双シリーズと小説を少しかじるくらいの認識です。
三国志を背景に抱きながら、主人公が猫耳が生えた関羽。
物語を大幅に崩して乙女ゲームにしてくるのかと構えていましたが、
プレイして触れてみて、見た目より硬派でまっとうな内容でした。
関羽自身も頼りになる心の優しいコです。
主人公はあの関羽なので、戦は避けて通れません。戦いの駆け引き、策略、命のやりとりもずっしりと描き書かれているところなども物語に重たさを持たせています。
(ただ、こっちの関羽も強い!強い!と強調されているけれど、外見からくるアンバランスさというか、説得させるものが足りないような気がします。)
筋の通った手応えはあるものの、共通ルートは、関羽の強さを、猫族の力を欲する曹操の思惑に乗せられ、動乱に飲み込まれていくのがメイン、
また、登場するキャラクターが多いので、戦を通じて自己紹介みたいな流れで終わってしまうようなところは私は消化不良を覚えました。
歴史ものを取り入れる意気込みからか、話す言葉が、小難しい台詞の応酬が多いので、目が滑りやすく、
物語の中盤までは、燃える場面はありつつも楽しさをなかなか見つけにくい状態でした。少しとっつきにくかったです。
このまま投げ出さないかと不安を覚えたのですが、個別ルートに入るといい意味で傾きはじめてくれます。起動にのってきます。
ボリュームもありながらスイッチが入ってしまいEDまで止められませんでした。
選んだキャラクターと進んでいく物語の展開も無理がなく、続きが気になる、追いかけたくなる面白さがきちんとついてきてくれます。
その合間に恋愛も上手く絡みながら入ってきます。関羽に惹かれていくキャラクター達の性格の違いが、恋愛面でそれぞれ濃く現れているところなどよかったです。
どうしても目をつぶれなかったのは、疑問が沸きあがってくるキャラクターに(特にというか、極めて呂布)違和感が半端がなかったです。彼女が出てくる度に気持ちが滅入りました。
OP、EDを合わせてサウンドも三国志のイメージに沿った美麗な曲を占め、スチルも美しいです。
悌太さんの描く正確な美しさを堪能できます。差分抜いてひとり、約11から14枚程度。
声優さんも、とっても豪華絢爛な揃いでした。登場する英傑達の特色を掴み見事に演じきっています。
合わない、受けつけにくい部分もあるけれど、完成度としては高い作品に仕上げられていると思います。
(個人的に呉は難しかったとしても、時期的に考えても諸葛孔明がいてもおかしくないような、、見てみたかった。残念です。)
まだ辿っていないキャラクター達との物語に、期待を込めて面白さは☆4つは自然につけられる1本です。