スタンリーキューブリックは映画を撮る場合には必ず1つテーマを
決めてから撮影に入ります。今回のテーマは「夫婦の愛の絆」。
或る日の夜、妻は夫に不倫の願望を語る。それに動揺した夫は
腹いせに他の女と不倫を試みるが相次ぎ失敗。
ふとしたことから乱交パーティーに参加して自分の願望を達成する。
その後そのパーティーにおいて自分に助言した女性が死体で発見され
迷宮入りになる。
その後夫は妻にこの出来事を語り、そこからまた夫婦の愛の絆を確認しあった
とさ、というお話。
キューブリックは「恋愛の禁忌」をテーマにすることはあります
(ロリータ)。今回は「夫婦の不倫とその後の夫婦の絆」でしょう。
実際、私は映画館で観ましたし、その後何人かのこの映画を観た人々と
メールして語り合いました。「キューブリックにしては内容が淡白過ぎた」
が大方の意見です。
音楽にはショスタコーヴィチを用いるなどバックアップは見事ですが、
やはり何かキューブリックの作品にしては物足りないとの事。やはり
遺作ともなればキューブリックも落ち着いたのかな?
ちなみにこの映画の撮影後、トムクルーズとニコールキッドマンは
離婚しています。やはり映画と現実は異なる次元なのでしょう。