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アイシテル~海容 後編
 
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アイシテル~海容 後編 [コミック]

伊藤 実
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

私の息子は人殺し。
清貴ちゃんを殺したのは11歳の男子小学生。何故、殺したのか?動機を調べるうちに事件の真相は意外な貌を見せ始める。加害者の少年が心に負った深い傷とは?2人の少年の間に起こった母の愛をめぐるあまりにも単純で悲しい事件の真相とは?そして、次第に惹かれ合う2人の少年の母親は……!?
賛否の嵐を巻き起こした衝撃の話題作、ついに完結!!

著者について

伊藤 実
8月25日生まれ。秋田県出身の乙女座、A型。1981年デビュー。代表作は「おがみ松吾朗」、「どぶてけし」「アイシテル~海容~」。

登録情報

  • コミック: 240ページ
  • 出版社: 講談社 (2007/3/6)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4063722732
  • ISBN-13: 978-4063722734
  • 発売日: 2007/3/6
  • 商品の寸法: 18 x 13 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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形式:コミック
もしも我が子が殺人の被害者になったら。
もしも我が子が殺人の加害者になったら。

小学校1年生の子を持つ身として、中途半端な感情論では済ませられない、重くてリアルな物語。
加害児童にどんな汲むべき事情があったとしても、愛しい我が子を殺されて赦せる親がいるだろうか。
よく、殺人事件の裁判で極刑にならない理由として「被告は真摯に反省しており、更生の余地がある」と
いう表現がなされるが、誰かの人生を理不尽に断ち切っておいてその後反省したからといってそれが何なのだ?
どんなに反省しても、被害者遺族にどれだけ謝罪しても、絶対に償えないことというものはあるのに、と私は思う。

被害児童キヨタンの父親の言葉「殺された被害者は、加害者が更生するための生け贄か?」は、
加害者、被害者が大人であるか子供であるかに関わらず、現実のすべての殺人事件に共通するジレンマだ。

もし私の子が被害者になったら、相手の親に「あなたの子供を殺して償ってくれ」と言うだろうか。
逆に、我が子が加害者なら、子供に「死んで謝ろう。お母さんも一緒にいくから」と言えるだろうか。
……そんなふうに想像するのは簡単だ。
でも実際には、どちらの立場でも、何もできず、ただおろおろと狼狽え、泣き、怯え、座りこんでしまうのだろう。

物語は、被害者側、加害者側双方にわずかな光が差しはじめることを暗示して終わる。
最初に読んだときは、このラストは綺麗事だ、と思った。
作品としてのクォリティのために、救いのない結末にはできないよね、と。
だが、日を置いて数回読み直すうちに考えが変わった。
確かにこの結末は綺麗事だが、ここから後の、語られない物語の先にあるものは綺麗事ではない。
失われた家族への愛慕と喪失感を常に感じながら生きなければならない被害者の家族と、
犯してしまった取り返しのつかない罪を背負って生きなければならない加害者とその家族が、
ともに等しくその胸に抱くものは「祈り」だ。
いま、ここに生き残っている者たちが、この先いつの日か、心の平安を得られるようにという「祈り」。

現実の事件において、加害者の「真摯な反省」とやらが被害者遺族に実感できるケースは皆無に近いで
あろうことは想像に難くない。
しかし、だからこそ、この物語が描かれ、この結末が描かれた意味があるのかも知れない。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:コミック
この漫画の表紙はとても工夫されています。
まず一冊ずつ、開いてうつぶせにします。
前巻、キヨタンとママは向き合っています。
後巻、智哉とママは向き合っていません。

二冊を並べます。
タイトルを外側に並べると、どうなるでしょうか?
智哉とキヨタンは向き合います。さて、そのまま裏側に向けると…??
表紙の作りだけからでも、著者が訴えたい内容の「核心」が伝わってきます。
このレビューは参考になりましたか?
40 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:コミック
『海容』のサブタイトルから、キヨタンママや加害者一家の結末は、だいたい分かっていましたが、
どうやって海容にまで導かれるのかまでは、予想がつきませんでした。
作者の力量に感服。

かつて「キヨタンは死んで無敵になった」と言った姉の美帆子は、救われないか、あるいは、
家族以外の男性の愛によって救われるんだろうなあ…とは思ってましたが、
それだけじゃ、なかった!!!!
こういう形の救われ方、良いですね。
↑どんな救われ方なのかは、読んで味わってみて下さい。

作中で、特に触れられている訳ではありませんが、
戦前の価値観を引きずった家庭と、戦後の民主主義教育の学校で育った親世代。
ワガママな父親と、子育てする母親の負担。
本来、輝きを持っている「子育て」という行為を(←オマイは鈴木先生か!?…自分で書いてて照れるゎ)、
いつの間にか「子育てさせられている」と感じてしまう母親。
きっと今の日本には多いでしょうね。
急速な個人主義化、核家族化。
現代社会の暗い側面が、引き起こした惨劇。
ワイドショーを観る度に、ウチとは違う、嗚呼ヒドい、と思ってしまう、よくある惨劇。
ウチとは違う?本当に???
なんて、いろいろなことを考えてしまいました。

海容…。
本当にその言葉に収束されて行く作品でした♪

それにしても、母の愛にひきかえ、父親ってのはだらしないなあ…。シッカリせい!!
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面白い、というのは不謹慎ですが・・・
ドラマを見て興味を持ち購入しました。
面白い、という表現は内容的に不謹慎だと思うのですが
最後まで夢中で読み切りました。... 続きを読む
投稿日: 2009/6/22 投稿者: けろり
二人の母親
テレビを見て買いたいと思いました
加害者の母被害者の母立場は違うけれど同じ母親として苦しみは同じでしょう... 続きを読む
投稿日: 2009/6/14 投稿者: 鈴木静江
育児って大変だ
子供にとって母親というのはやっぱり偉大なんですね。
それは解るんだけど、母親だって友達とランチしたりチャットしたい。... 続きを読む
投稿日: 2009/6/12 投稿者: ルイ
重い題材ですが・・・
原作はすでに読んでいたのですが、テレビドラマ化されてもう一度読みたいと思い前後編ともに購入しました。もちろん実際にあってはいけない事件ですが、あり得なくもない現代... 続きを読む
投稿日: 2009/6/6 投稿者: プンバア
少し不満
... 続きを読む
投稿日: 2009/6/4 投稿者: 越後屋@SM小説家
この人(伊藤実氏)は昔…。
『おがみ松吾郎』という週刊少年マガジンでヤンキー漫画を描いてた人です。確かに松吾郎の頃を思わせるタッチでした。しかし内容はヘヴィです。伊藤実て聞いて瞬間今までどう... 続きを読む
投稿日: 2008/7/28 投稿者: kay-6024
お勧めです!
漫画と侮る無かれ、本当に内容の濃い本でした。

自他共に認める本好きで、よく掘り出し本を見つけては友人に紹介していますが、... 続きを読む
投稿日: 2007/3/11 投稿者: シユウナ
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