高尾じんぐ「んぐるわ会報」2巻。
この漫画は基本的に現実に根ざした話がほとんどで、いかにも漫画らしい突飛な話はない。
妙なミラクルもないので、その辺では地味だと思われるかもしれない。
しかし、この地味さが逆に良いというか
実際の生徒会がやってるであろうことを堅実に、もちろんギャグ展開も含めつつ面白おかしく見せているので
正しい生徒会漫画というか、
ここまで現実感のある生徒会漫画はこれまでになかったんじゃないかと思う。
それでいてリアルだけを追求するような漫画にもなっていないのも好印象。
生徒総会に向けての準備をしたり(懐かしい!)、募金やマラソン大会などの行事に参加したり、
部活紹介のVTRを撮影したり、ボランティアで幼稚園にいったり、かと思えばみんなでお花見したり。
読んでいると学生時代に戻ったような、或いは戻れるような気分になってくるのも面白くて、
それは一つ一つのシーンを丁寧に描かれているのも大きいと思う。
中でも特に素晴らしいと思ったのは冒頭の常盤さんと受験生の話。
単純にすっげえ良い話。心温まる。
彼女と成子の幼馴染話もそうですが、流れが至って自然でシンプルなのがとても読み心地がいい。ネーム力も高いと思う。
1巻の頃から比べると不条理ネタだけではなく、こういう人間味のある話も描けるんだな、と新鮮な感触でした。
幼稚園児の男の子と里見の関係もほっこりするような、彼女のキャラがそれまで以上に立っていたとても良い話だったと思う。
みんな思いやりがあっていいなあ。と真に思う。
ただ会長と松戸のSとMネタは若干控えめ(笑)。
その辺は次巻に期待しましょう、ってことで。
これは単純に面白い、楽しい漫画です。
個人的には大好き。
もっともっと色々な人に読んで欲しいと思います。