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われ逝くもののごとく (講談社文芸文庫)
 
 

われ逝くもののごとく (講談社文芸文庫) [文庫]

森 敦
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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第40回(1987年) 野間文芸賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

太平洋戦争により崩れゆくサキ一家の変転の歳月と多くの庶民の、生きて死に逝く“生死一如”の世界。かつての青春放浪の地、山形県庄内平野を舞台に人情味ある土地言葉を駆使しつつ、雄渾に物語る。生涯を賭けて深めた独自の仏教・東洋思想の視座から日本の風土と宗教を余すところなく描き尽した著者畢生の長篇大河小説。野間文芸賞受賞。

登録情報

  • 文庫: 859ページ
  • 出版社: 講談社 (1991/01)
  • ISBN-10: 4061961136
  • ISBN-13: 978-4061961135
  • 発売日: 1991/01
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 590,856位 (本のベストセラーを見る)
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
小島信夫の師匠にして、昭和の漂泊作家の代表作。戦後文学の最高峰を極めるといっても過言ではない。山形弁が多用されているその文体は、地の文の「です・ます」調と相俟ってポリフォニックな調べを奏でる。しかも『意味の変容』などをみてもわかるように素材と手法に対する先鋭な意識に貫かれた、日本のジョイスともいうべき大作家なのだ。40歳を超えてからの作家活動はいかにも短いと感じられるが、その膂力、その知性の深さは20世紀の世界中の作家のなかでも屈指のものだといえる。それにしても、森敦を読んだと思しき作家が、今日一人も見当たらないのは何ゆえか。巨大すぎてただただ拝読するのみなのかもしれないが。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 終戦後の庄内地方の地理や風俗、信仰などが方言をベースとした人間関係描写で記述され物語が進む。前半では話題展開の遅さと展開のしつこさを非常に感じ疲れた。後半は展開が早まり一気に読みたくなったが、「逝く」ことがキーワードであるものの展開の唐突さや不自然さを感じ続けた。最終章で標準語の語りで総括がなされる。読後感はひとそれぞれの違いが際立つ作品と言えそうだ。「月山」を先に読むことをお薦めする。
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