児童労働に賛成する人はいないだろうし、それを条約や法律で世界的にも禁止しているが、自分が使っている品物が、それを介して商品化されているかどうかに関心を持つ人はまだまだ少数だろう。
子ども兵や売春同様、苦しんでいる子どもは世界中に沢山いる。 その子どもたちを救うには、わたしたちが消費者として、児童労働製品を買わなかったり、フェアトレードマーク付等の商品を選ぶ以外に、先ず本書で実態を知り、子どもを学校に行かせる援助をNGOに対する寄付で求め、ODAの使途を変換させるよう、行政や政治家に働きかける方法がある。
日本のODAは、その多くがヒモ付きで、日本企業に利益が戻るような仕組みになっているので、そうではなく、先進22国中17位と低レベルの教育プログラム援助を、増やさなければならない。
子どもだけではなく、過酷や悲惨な労働条件で働かざるを得ない大人や、廃棄物放置の製造現場を取り巻く環境を変化させるのも、政府に働きかけるのは個人としては難しいが、消費者としてのわたしたちの商品選択の力であり、一人一人では小さいが、それは大きな力となることを知り、グリーンコンシューマーが一人でも増えるためにも、広く読まれるべき本です。