著者の、すずめに対する、生真面目で真剣な眼差しを感じます。
時間をたっぷり費やし、観察交渉等で苦労もされ、根気のいった研究成果を、淡々とつづった内容です。
わかりやすく、詳しいので、子供の世代が、学術的な本を手に取り始めるのに最適な一冊なのではないでしょうか。
ちょうど夏休みの期間で、無理せず読み切れるボリュームだと思いました。
日本国内のすずめ事情や、海外のすずめ、すずめも旅をすることなど、あんなちいさな小鳥にもいろいろ人(鳥)生があるんだな〜と深い関心をもてました。
カラーページがもっと多かったらな〜とは思いましたが、キュンとくるマンガタッチの挿絵がちらほらあって、とってもかわいいし、著者が撮影した写真や海外の資料もあって、とても満足しています。
ページ数は、価格の割にややずっしりした、じっくり読める本です。
読み進めていくごとに、足下や樹上のすずめたちが気になって、あれは若鳥の群れだったのか〜とか、今は恋の季節だな〜とか、あの子はヒナかな?と、四季のめぐりで変化していく暮らしぶりを追いかけたくなりますよ。