うさぎのリリは弟のドードが大好き。でもドードは他の子と違ってうまくしゃべれない、大きくならない、おもらしばっかり。リリはなんとかしようと考えますが……。
まず、私の弟はなぜ普通のことができないのだろう、と自然に湧いてくる疑問に対し、親が優しく答える点に胸打たれます。それでもきっとよくなるはず、と考えて努力するリリの姿がけなげでいじらしい。
障がいを持った子を「かたむいていても、へんてこでも……だいじな家」とたとえ、だから「みんなで、ささえてあげ」よう、でもその家は「まっすぐにはならない」と表現していますが、悲しいけれどそういう現実、そんな状況はあるのだと認めなければならない時もある。
それでもドードは少しずつ成長していく……。バーレイさんのかわいらしい絵が、希望ある未来を期待させてくれます。全ての子に一度は読み聞かせておきたい、大切なことを教えてくれるすばらしい絵本。