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わたしたちはなぜ「科学」にだまされるのか―ニセ科学の本性を暴く
 
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わたしたちはなぜ「科学」にだまされるのか―ニセ科学の本性を暴く [文庫]

ロバート・L. パーク , Robert L. Park , 栗木 さつき
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

人々を騒がす「UFO」騒動、政府や大企業が莫大なカネをつぎ込んだ「常温核融合」開発、「ビタミンOってなに?」本当に効きそうな「磁気治療法などの健康医療」、正確なデータのない「電磁波の影響」問題など―あなたのそばで、あなたを狙う「科学の顔」をしたニセ科学の素顔を暴いた話題の書、待望の文庫化。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

パーク,ロバート・L.
物理学者(物理学博士)。専門は結晶構造。メリーランド大学物理学部教授。アメリカ物理学会会員

栗木 さつき
翻訳家。慶應義塾大学経済学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 458ページ
  • 出版社: 主婦の友社 (2007/09)
  • ISBN-10: 4072589802
  • ISBN-13: 978-4072589809
  • 発売日: 2007/09
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 194,330位 (本のベストセラーを見る)
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
怪しげな健康法、フリーエネルギー、常温核融合、電磁波など疑似科学をわかりやすく解説している良本です。
セーガンの「科学と悪霊を斬る」よりもわかりやすいと思う。
ただ、邦題タイトルが内容とマッチしていない。敢えて狙ったのだろうけど・・・
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 米国の物理学者で、疑似科学批判の論客でもある著者が、怪しげな「科学」への検証・批判を行った『Voodoo Science(ブードゥー科学)』の邦訳である。次から次へと現れる胡散臭いダイエット・健康法やニセ医療、ほとんど詐欺まがいの「永久機関」への投資話、それを話題性だけで無批判にもてはやすマスメディアの責任、米国でのカルトがらみの事件、「常温核融合」のその後など、類書であまり取り上げられていない最近の情報が豊富で、この方面のウォッチャーには参考になるだろう。
 少し注意が必要なのは、本書の「ブードゥー科学」には、厳密には疑似科学と分けて考える必要がある内容---巨額の費用を投じながら成果が見込めない(と著者が考える)宇宙開発なども含まれることである。個人的には、こうした研究には「失敗してなんぼ」の部分があり、そこから生まれた知見や派生技術が後から役立つことも多いので、安易な成果主義の持ち込み(特に「経済への貢献」を求める風潮)には慎重であるべきと考えている。スーパーカミオカンデのニュートリノ観測が今の日本経済に直接貢献しているかと言えば、答えは「否」だろうし、逆に「経済への貢献」を前面に押し出して強行された挙げ句、税金を使っての大規模な環境破壊に終わった諫早湾干拓事業(当時、開発推進派のメディアが反対運動に対して行った「人間よりムツゴロウが大事なのか」のバッシングなど、「ブードゥー科学」と共通するものを感じる)などの例もあるわけで…。もっとも、著者の批判の多くは、時代の空気に迎合したプロジェクトの立ち上げや失敗の隠蔽、話題性の高い分野ばかりに力が注がれ地道な研究がおろそかにされることに向けられたもので、そういう意味では私も共感できる。
 疑似科学の問題に留まらず、科学そのもののあり方やメディアのモラルについても考えさせられる1冊だが、内容が近年の米国中心で、オカルト・疑似科学一般についての解説はやや少なめとなっている。より理解を深めるため、例えばM. ガードナー『奇妙な論理』なども併せて読んでおくことをお勧めしたい。
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By 阿楠 VINE™ メンバー
形式:文庫
 2001年に「わたしたちはなぜ科学にだまされるのか−インチキ!ブードゥー・サイエンス 」として出版された単行本が文庫化された本です。

 本書の内容は、書名である「わたしたちはなぜ「科学」にだまされるのか」よりも副題の「ニセ科学の本性を暴く」の方が良く表わしています。著者はアメリカ物理学会の初代ワシントン事務所長を勤めた物理学教授です。超常現象、代替療法、フリーエネルギーなどいわゆる疑似科学を、著者自身の専門領域に偏ることなく、広い視野から批判をしています。

 他の疑似科学を批評する本に比べ、本書の特徴は2つあります。

 1つは、代替療法やUFOなど比較的多く扱われるトピックスに加え、常温核融合や電磁波の健康影響や宇宙開発など、社会的に話題になった、あるいは現在も進行中の科学トピックスまで批評している点です。

 たとえば、宇宙開発について著者は「得られる知見の量と費用を考えれば、衛星等を使った無人宇宙開発に比べ、有人宇宙飛行などの有人宇宙開発にはメリットがない」と主張します。宇宙飛行に夢やロマンを感じている私にとっては嫌な意見でしたが、アメリカ宇宙開発の歴史記述と共に述べられる主張には説得力があり、頷かないわけにはいきませんでした。

 もう1つは、疑似科学的なトピックスがいかに生まれ、誇張され広がっていくのかを、マスメディアや民間団体や学会や政府などとの関係を絡めて、社会全体のダイナミクスとして説明している点です。アメリカでの話題を中心に、事の発端から結果に至るまでが詳しく書かれていて、たとえば人への電磁波の影響の問題などは「実はこんなことが始まりだったのか」と興味深く感じられました。

 疑似科学全般の代表的な話題を押さえながら、疑似科学が社会によって生み出される視点を教えてくれる良書だと思います。
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