手話講習会で初めて教わってから、十年ほど経ちます。
覚えたての頃は、手話を使うのが楽しくて、あちこちと聾者と出会う場へ出向いてたりしましたが、
ココ数年は、すっかりそういう場にも恵まれず、使わないので、ほとんど忘れてしまってます。
こういう辞典のたぐいは、日本語、外国語にかぎらず、ある程度、その言葉を使える人には、
忘れた単語を思い出す為のツールとして有効だと思います。
逆に、まったくの初心者には、平面のイラストと、形の説明文だけでは、
いまいちイメージもつかないと思いますので、あまり役立たないのでは?
たとえ動画で見れるDVDがついていても、いちいち再生に手間ひまかかるのはマイナスでしょう。
さらに、同じ単語でも、地域性での形の違う手話が何種類も載ってたりしますので、
初心者はますます混乱するでしょう。
本のお値段も高めですので、お勧めできるのは、
手話講習会等を受けて、これからさらに深く関わっていこうという方々向けだと思います。
そういった点で、中級程度以上の方向けとして、星三つにしました。
それと、全国手話検定試験向けなどの、単語に対応する各級を付記してるようですが、
言葉の難易度など、どういう基準で選択されているのか等、
こういったレベル分けにはなはだ疑問もあるので、当方には不要でしたが、
漢検や資格マニア(笑)の方には検定試験勉強としては必須参考本でしょうか。
まず検定ありきな方には皮肉的レビューになりますが、
なんのために手話を覚えようとするのかという事を忘れないで下さい。
大事なのは、相手に自分が伝えたい言葉、気持ちを伝えようという一生懸命さがあれば、
手話がわからずとも、多少のたどたどしさ、単語の間違いとかあっても全然問題ないと考えます。
そのうえで、こういった辞典のたぐいは、自分の単語の思い違いや、使い方のミスを直したりできる、
上達への良いツールになると思います。